海外でも若者には気を遣う? 36歳レヴァンドフスキと17歳ヤマルの気になる関係「今の若い選手たちは怒鳴られることをあまり好まないよね」
昔とはコミュニケーションの取り方が変わっている
現在のバルセロナは若手とベテランが上手く融合しており、例えば攻撃陣では17歳のFWラミン・ヤマルと36歳のFWロベルト・レヴァンドフスキだ。一回り以上年齢が離れており、世代的に話が噛み合わないこともあるかもしれない。 レヴァンドフスキも、自分が若い頃とは時代が変わったと語っている。海外でも若い人たちの感覚は変わってきているようで、先輩としてレヴァンドフスキもコミュニケーションの取り方にはちょっと気を遣っているようだ。 「ヤマルは、キャリアの中でも初めて『この選手には何か特別なものがある』と感じた人かな。時々彼にちょっとしたアドバイスをしようとすることもあるけど、今は状況も違うからね。僕が若かった頃は強くなることが重要で、年上の選手たちが強い口調で挑んできたものだ。でも今の若い選手たちは怒鳴られることをあまり好まないよね。そのあたりは変わった。サッカーだけでなく、プライベート、仕事の面でも、若い人はそれを嫌がる。強い口調で彼らと話したらダメとは言わないけど、常に怒鳴っているわけにはいかない。そのあたりは変えて、バランスを見つけないとね」(『Football Espane』より)。 年齢が19も違うとなれば、感覚も異なるのだろう。レヴァンドフスキは「ヤマルにとって難しいのは、10~15年間トップレベルを維持することだ。つまり28~29歳くらいまでね。昨今のサッカーに求められることを考えれば、10年以上トップレベルを維持するのは簡単ではないと思う」ともコメントしていて、一貫性を保つうえでアドバイスしたくなる時もあるようだ。 36歳の今もトップコンディションを保つレヴァンドフスキは、誰よりも自分の身体をケアしてきた選手の1人でもある。そんな先輩からのアドバイスは貴重なものと言えそうだが、現代は海外でも伝え方に工夫が必要なようだ。
構成/ザ・ワールド編集部