錦織圭「肩が痛い」準々決勝を棄権、次週大会には出場意欲「プレーしたい」<男子テニス>
コモ・チャレンジャー
男子テニスのコモ・チャレンジャー(イタリア/コモ、クレー、ATPチャレンジャー)は30日、プロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を利用し出場した世界ランク222位の錦織圭と同381位のG・デブル(フランス)のシングルス準々決勝が行われる予定だったが錦織が試合前に棄権。不戦敗となりベスト4進出とはならなかった。錦織は棄権の理由を肩の負傷であると説明した。 【動画】錦織圭 2回戦でキレキレのプレー披露! 34歳で元世界ランク4位の錦織は今月行われたナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)で3試合に勝利し、「ATPマスターズ1000」で約5年3ヵ月ぶりにベスト8進出を果たした。 その錦織は現在行われている全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)には出場せず今大会に参戦。1回戦では世界ランク272位のS・ヴィンセント ルジェリ(イタリア)を下し初戦突破を果たすと、2回戦では同361位のN・バシラシヴィリ(ジョージア)が試合途中で棄権し8強入りを決めた。 しかし、錦織はこの日の準々決勝を試合前に棄権し不戦敗となった。 錦織はコート上でインタビューを受け、英語で棄権の理由を説明した。 「(プレーできず)申し訳ありません。肩が痛いんです。今週はいいプレーができたので今日プレーできないのはとても残念です。来週はプレーしたいと思っています」 「(今大会は)2試合ともよかったです。特に昨日のバシラシヴィリ戦は。彼は簡単に勝てる選手ではありません。それに1回戦はどんな選手と対戦しても厳しい試合になります。彼(ヴィンセント ルジェリ)はハードワークを続ければもっと強くなると思います。先ほど言ったように、僕はいいプレーができました。だから今週は2試合ともよかったです。でも今は回復させる必要があります」 最後に錦織は日本語でも言葉を述べた。 「今日来てくれた皆さん、すいませんでした。来週も近くで試合があるのでそれには出たいなと思います」 錦織は次週、9月2日開幕のAONオープン・チャレンジャー(イタリア/ジェノバ、クレー、ATPチャレンジャー)に出場を予定している。 なお、不戦勝で4強入りを決めたデブルは準決勝で世界ランク214位のS・トラヴァグリア(イタリア)と同411位のG・オリヴィエリ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
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