角田裕毅はサンパウロGP赤旗時チーム幹部と何を話していたのか…百戦錬磨の重鎮からは苦言、本人も反省点を自覚|WEDNESDAY F1 TIME
結果的にニコ・ヒュルケンベルグが誘発したバーチャルセーフティーカーは解除となり、ここからエクストリームウェットの角田は一気にペースを上げて前方のランド・ノリスに迫っていった。 だがその直後、雨が強まったことでレースはセーフティーカー導入と判断された。さらにその後、SC中にフランコ・コラピントがターン13でスピンし、ウォールに激突してストップしたためにレッドフラッグとなる。 読めない展開の連続によりまさかの赤旗中断に。もちろん『F1』公式は安全面のリスクを考慮してSCや赤旗を決断したというやむを得ない事情もあるが、角田にとっては千載一遇のチャンスを逸したという点で、サンパウロGP決勝は7位入賞ながら悔しい一戦となってしまった。 一方で百戦錬磨のレースマンであるパーメインRDが赤旗中指摘したように、角田としても“FIAに無線内容が聞かれている”とわかったうえで、エンジニアとやり取りをする。つまり”駆け引きに用いる”という学びがあったという意味では、得るものの大きなレースだったのかもしれない。