【MLB】ロアイシガがヤンキース残留へ 1年契約+球団オプションで合意 ニカラグア出身のリリーフ右腕
日本時間12月12日、ヤンキースが自軍からFAとなっていた救援右腕ジョナサン・ロアイシガと再契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のホルヘ・カスティーヨ記者などが報じている。金額面は不明だが、カスティーヨ記者によると、2026年の球団オプションが付属した1年契約になる模様。ロアイシガは今年4月に右ひじのインターナル・ブレイス手術を受けており、来季は4月下旬ごろの戦列復帰が見込まれている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在30歳のロアイシガはニカラグア出身の救援右腕。2018年にメジャーデビューし、メジャー4年目の2021年に57試合で9勝4敗5セーブ、18ホールド、防御率2.17と大ブレイクを遂げた。翌2022年も50試合に登板したが、2023年は右ひじの不調に悩まされ、17試合しか登板できず。今季は開幕直後に故障者リスト入りしてインターナル・ブレイス手術を受けることになり、自己最少となる3試合の登板に終わった。 コンディションさえ万全であれば、平均98マイルのシンカー、カーブ、チェンジアップのコンビネーションを武器に、セットアッパーとしての活躍が期待できるため、ヤンキースが再契約に動いたのもうなずける。ロアイシガには他球団も興味を示していたことが報じられており、パドレス、レンジャーズ、メッツ、ブルージェイズが関心を示していたことが明らかになっている。 ヤンキースは今オフ、クレイ・ホームズ、ティム・ヒル、トミー・ケインリー、ティム・メイザらがFAとなり、ブルペンの層がかなり薄くなった。今季ブレイクし、シーズン終盤にホームズからクローザーの座を奪ったルーク・ウィーバーは健在だが、多くの主力リリーバーが抜けたことを考えると、補強によるブルペンの立て直しが急務となっている。ロアイシガとの再契約はその第一歩。来季の開幕までに、さらなる補強を行うことは間違いないだろう。