京都・西院にひっそり佇む寿司居酒屋。握りランチは圧巻の1,300円~、夜は馬刺しも用意!
Q. 一番人気があるメニューは? A. うーーーーーーーーーーん(10秒ぐらい)……。わかりません。
全然アピールする気ないですね(笑)。しかしよく聞いてみると、手間暇かけた仕込みや、妥協しない食材の目利きなど、普通の人は省いてしまうような面倒なことや技術が必要なことも「職人として当たり前」にサラッとこなしているのだと気付かされます。
ランチがすごい!8貫1,300円と12貫1,980円の贅沢盛り合わせ
ビジネス街ではないのですが界隈には昔ながらの会社も多く、ランチタイムは近所にお勤めの方々がこぞって訪れます。お目当ては、1,300円~の寿司ランチ。
ネタはその日によって変わりますが、1,300円だとサーモン、エビ、トビッコ、ハマチ、タコ、イカ、玉子焼き……の8貫。これだけでもお腹いっぱいになりますが、ワンランク上の1,980円になると、そこにホタテ、ウナギ、中トロ、イクラという豪華キャストが加わり、なんと12貫に!
猫田さん「もちろん鯖寿司もご主人が締めた鯖です。1個の重量もなかなかあるので、お腹いっぱいになります!」
この日はランチが混みすぎて、玉子焼きがなくなってしまったとのこと(笑)。なので写真には入っていませんが、マグロの赤身あたりが「お寿司屋さんの玉子焼き」になります。しっかり甘めのカステラみたいなアレです。
他にも、からあげ定食 800円、海鮮丼 1,280円、りゅうきゅう丼 950円などランチの種類は豊富です。
猫田さん「「りゅうきゅう丼」とは大分の郷土料理で、魚の刺身を漬けにしてご飯にのせたものです。甘辛いタレでご飯がどんどんいけます。」
ご主人は地元で人気の割烹や長年愛されたビストロで腕を磨いた実力派
そうそう、安藤さんの経歴についてお伝えするのを忘れるところでした! 安藤さんは、焼き鳥屋や寿司居酒屋で修業し、時には店長として調理場を支えていた経験も。新町松原の老舗「寿司割烹 光月」でも腕を磨いたそうです。
シャリのお酢は、料理人の間では有名な京都市内の「齋(いつき)造酢店」の米酢を使用。ほのかな塩味でコクを引き出した味わいが決め手です。魚介は、すぐ近くの京都市中央市場から。今までの付き合いの中で築いた信頼関係を生かし、毎朝新鮮なネタを仕入れています。