「走行音」を軽減すればもっとドライブは快適になる!「調音施工」という新たな走行音静粛化プログラムがもたらすワンランク上のカーライフとは
長距離運転での「疲労」はどこからくる?
クルマで長距離運転することが多い人は、運転後に身体の芯に澱のように疲れが残っていると感じたことはないでしょうか。マイカーだといつも同じクルマだから気がつきにくいのですが、取材のためにいろんなクルマで横浜から関西エリアまで自走している編集長西山は、クルマによって疲労度が大きく違うことに以前から気がついていました。静粛性に優れたクルマの方が疲れないのです。ロードノイズなどの走行音が原因なのですが、いま所有しているクルマのそうした騒音を抑えることができれば、ドライブ後の疲労度は大きく軽減されるはずです。そこで、オススメのBEWITHの走行音静粛化プログラム「調音施工」を紹介します。 【画像】いまオーディオ業界でも注目の「調音施工」の施工手順を見る(17枚)
走行音を軽減する「調音施工」
同じ型式の車種でも、スポーツモデルと素のモデルとではエンジンやサスペンションの味付けも全く違う。たとえば、BMWだとMシリーズと通常シリーズ。メルセデスだとメルセデスAMGとメルセデス・ベンツで、500km以上走行したあとの疲労度はじつは異なってくる。スポーツモデルだから疲労困憊……というわけではないのだが、神経が昂ったままと表現すればいいだろうか。 もっと極端な例を挙げてみよう。ランボルギーニ「ウラカンSTO」とベントレー「ベンテイガ」で奈良~横浜を走行して帰宅したあと、ベンテイガではそのまま日常生活に戻れるのだけれども、ウラカンSTOだと走り終えたあとの余韻が残ってしまうのだ──要するに、走行音で脳が疲れてしまったということのようである。 走行音には、エンジンルームからのエンジンのサウンド、エキゾーストサウンド、ロードノイズ、風切り音などいろいろあるが(EV特有のモーター音なども)、もっとも影響が大きいのはエンジンルームからの透過音とロードノイズであろう。そしてこの2つをピンポイントで対策を行う独自の走行音静粛化プログラムが「調音施工」なのである。
「調音施工」のプログラムとは
調音施工のプランは非常にシンプルだ。①四輪のホイールハウス周辺、②エンジンルームと車室との隔壁にあたるバルクヘッド部(ICE)、③ラゲッジスペース床下周辺(EV、SUV、ミニバンなど)へ制振・遮音シートを施工するというもの。①が「基本プログラム」となっており、②と③は「オプションプログラム」となる。 この基本プログラムと2つのオプションプログラムを組み合わせることで様々な車種に合わせて最適の施工が可能となる。大別すると次の4つのが挙げられる。 ピュアEV:①+③ 四輪のホイールハウス周辺+ラゲッジスペース床下周辺 電気自動車はロードノイズがエンジン音にマスキングされないことに加えて、車種によっては軽量化のために遮音材が省かれる傾向にあり、絶対的なノイズレベルは低いにも関わらず、路面からの騒音が意外と耳につくこともある。 高級車・高級ディーゼル車:①+② 四輪のホイールハウス周辺+バルクヘッド部 そもそも高級車は入念に騒音対策がなされているものだが、まだ走行音静粛化の余地は残されている。調音施工を施されたクルマだと、走り出した瞬間からその違いが分かる。「長距離でも疲労を感じにくくなった」「ラジオの音量を挙げなくても済む」など、とくにディーゼルモデルのオーナーからの声が寄せられている。 ハイパフォーマンスカー:① 四輪のホイールハウス周辺 スーパースポーツや高性能サルーンなど、特別なパワーユニットを搭載したハイパフォーマンスカーは、個性あるエンジンサウンドやエキゾーストノートが魅力。ホイールハウス周辺だけの調音施工で余計なロードノイズだけをカットすれば、そうしたエキゾチックなサウンドがもっとクリアで華やかに際立つ。 SUV・ミニバン:①+②+③ 四輪のホイールハウス周辺+バルクヘッド部+ラゲッジスペース床下周辺 SUVやミニバンの後席は上級車種でも前席に比べるとロードノイズの侵入が多いもの。後席に人を乗せることの多いこうした車種だからこそ、大切な家族やゲストのために調音施工のフルオプションプランで後席を特等席にする価値はある。