英メディアがプレミアで100%のPK成功率を誇る選手を紹介 本数上位にランクインしたパルマーが2シーズンで積み重ねた数が驚異的
PKの上手さも注目されるパルマー
ネイマールや遠藤保仁、PK職人と言われる選手はこれまで多く目にしてきた。GKと1対1の状況で、ゴールから12ヤード(約10.97メートル)の距離にあるスポットから蹴り込む。相手のGKも一流となれば、巧みな技術を要しても決めるのは簡単ではない。 『PlanetFootball』では、プレミアリーグにおいてPKの成功率100%を保持している選手の中から、本数が多い上位5人を紹介した。 5位は8本のルベン・ネヴェスとラウル・ヒメネスだ。前者は元ウルブズ、現アル・ヒラルに所属するMFで、シュート技術が並外れた選手。彼はペナルティエリアの外から決めるのも得意で、フリーキックを3回決めている。後者も元ウルブズで、現在フラムに所属するFW。このメキシコ人プレイヤーは、ウルブスで7本、フラムで1本のPKを決めている。キャリアを通じて全公式戦で驚異的な94%の成功率を誇っている。 3位は9本でディミタール・ベルバトフだ。元マンチェスター・ユナイテッドのスターであるこのブルガリア人FWは、フラム、ユナイテッド、トッテナム在籍時の全公式戦でPK成功率100%を記録。かつてPKのテクニックの秘訣を聞かれた際には、「パワーの問題ではない。ゴールキーパーがどこに行くか見ているだけだ」と語った。 2位は、10本でコール・パルマーだ。現在プレミアリーグで成長著しいチェルシーのFW。足元の技術に長け、シュートだけでなく長短のパスの精度の高さもある。パルマーはこの10本を成功させただけでなく、イングランド代表やマンチェスター・シティのU-18の試合において、キャリアを通じて15回すべてを成功させている。 1位は、11本を決めたヤヤ・トゥーレだ。マンチェスター・シティで活躍し、彼がボールを持つととにかく迫力があり、中盤の底から縦への推進力は魅力的だった。攻守に渡り能力の高く、足元の技術の高さも他を抜きん出ていた。同時代のシティでは、セルヒオ・アグエロがPKキッカーを務めることも多く、彼がいなければもっと多くのPKを成功させていたかもしれない。 ランキングを見てみると、既にパルマーが2位につけているのは驚きである。まだ22歳で、これからチェルシーの中心として活躍していく存在となるであろう。果たして彼がこの記録をどこまで伸ばしていくのか、気になるところ。今後のパルマーのPKにも注目が集まりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部