「常勝ジャイアンツ」背負う覚悟…坂本勇人・菅野智之・長野久義が語る信条
ジャイアンツはやはり全試合勝たないといけない雰囲気がある。リーグ優勝だけでは喜べないし、OBも偉大で有名な方ばかり。プレッシャーはすごくある。そういう中でも、後輩たちには、子供たちが見て、ジャイアンツの選手は楽しそうだなと思ってもらえるようにプレーしてほしいな。
今年、リーグ優勝を決めて胴上げをした時、内心はそこまで喜べなかった。やっぱり自分が活躍できなくて悔しい、というのはある。初めてゼロに終わったホームランも打ちたい。もっと鍛えて、「なかなかやめないな」と思われるぐらい、やりますよ。
巨人の未来を担う若者たちが、球団を背負っていく決意や創設100周年を迎える10年後の理想像を語った。
長野さんみたいに広角に 浅野翔吾
「打った時の歓声や反響は、どこの球団よりも大きい。目指すのは、長野さんみたいに広角に打てるバッティング。野球以外でも周囲に気を使える、後輩から好かれる選手になりたい。100周年には30歳になる。バリバリのレギュラーを張って、(岡本)和真さんや(坂本)勇人さんみたいな主力になっているのが目標だ。強い巨人を作りあげていきたい」
見ている人に届くプレー 門脇誠
「小さい頃の巨人のイメージは最強軍団。若い人から年を重ねた人までが見ている。今いる偉大な方々がいなくなった時に、弱くなったと言われないようにしたい。結果で引っ張るのはもちろん、見ている人に届くようなプレー、振る舞いができる選手になりたい。(遊撃手の先輩は)スターばかり。短所を直し、長所をしっかり伸ばして自分の選手像を作っていきたい」
一球一球に責任 井上温大
「プロに入る前は、強くて、人気もあって、プロ野球といったら巨人という認識だった。一球一球や一つのプレー、言動にも責任があると感じる。活躍すればするほど、巨人の選手であることの重みは増していくんだと思う。でも、今は全く重圧に感じていない。まずは自分のことをしっかりできるようになってから、巨人の歴史についても考えていけたらいい」
ずっとエースに 戸郷翔征
「巨人は全部が特別。ひと言では表せないぐらいのものがある。活躍できなかったら、たたかれるのが宿命。巨人に入った以上、使命を果たさないことには評価されない。今季、エースと呼ばれるようになったけど、全くそう思ってはいない。巨人の伝統に名を刻むような選手でなければ、そう言われることもない。ずっと、エースと言ってもらえるように努力し続けたい」