「噛む時の『ギギギ』という音が…」 日本ハムの19歳逸材が告白した苦手な“食べ物”
孫易磊が反省を糧に成長誓う、宮西からの助言を胸に目指す支配下
2023年6月に高校を卒業、2024年が日本プロ野球1年目だった孫易磊は「高校時代と、長いシーズンを戦うプロ野球ではいろんな点が違った」と素直に振り返った。そして、自分自身は疲労感を覚えていなかったものの、7月から8月にかけ、平均球速を含め、各種の数値が落ち込んだため、球団から1カ月間、ノースロー調整を指示されたと明かした。そして9月、中継ぎで復帰した際は球速も回復したという。 2024年、最も印象に残った対決は、「TV中継で見ていた」という西武・金子侑司外野手との対決だったといい、2ストライクと追い込んだあと興奮し、力んで直球を続けたところ、二塁打を打たれてしまったと苦笑した。 チーム内の「大先輩」では誰と話したか、という問いには、宮西尚生投手の名を挙げ、「最初はとても話しかける度胸はなかったのですが、食事に連れていっていただき、それからスライダーの投げ方や、粘る日本の打者にどう立ち向かったらいいかなどうかがいました」と打ち明けた。 現在の日本語のレベルについては、聞き取りはほぼできるようになったものの、いざ話そうとする、単語がスムーズに出てこない状態だという。 また、ファンから「生野菜サラダ」が苦手らしいがと指摘されると、「噛む時の『ギギギ』という音が苦手」と認め、大きめの葉っぱがあれば、それで包むようにして一口で飲み込んでいると明かした。 2年目となる2025年の目標について、「背番号を2桁にすること(支配下登録)か」と問われた孫易磊は、「もちろん、それが一番」とした上で、「今年1年、プロでやっていく上で、さまざまな欠点や認識しなければならない点がありました。来年は、今年と同じ失敗を繰り返さないようにしたいです」と成長を誓った。育成選手ということもあり、球団も本人も体づくりが重要と考えており、2024年は既に筋肉量だけで2キロ増。このオフも、筋力アップを目指し、日々トレーニングに励んでいる。