【NFL】QBハーツとWRブラウンの絆に自信を持つイーグルスHCシリアニ
現地15日(日)にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区優勝を確定させる可能性がある9連勝中のフィラデルフィア・イーグルスは、シーズン第15週に向けて順調に準備を進めているはずだ。しかし、クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツのパスヤードが108ヤードにとどまった上に、今季3勝のカロライナ・パンサーズにわずかな差で勝利した試合の後、ハーツとチームのトップワイドレシーバー(WR)であるA.J.ブラウンの友情に疑問が投げかけられ、少しの混乱が生じている。
試合後のロッカールームでいら立ちを隠しきれない様子だったブラウンは、オフェンスが改善すべき点として、当然ながら“パス”を挙げ、試合中にハーツとの間で問題を修正するための会話はあまり行っていないと明かした。
ディフェンシブエンド(DE)ブランドン・グラハムは月曜日に『SportsRadio 94WIP(スポーツラジオ・94WIP)』で、2人は友人だが“状況が変わった”と語り、誤って事態を悪化させてしまった。グラハムはその日の夜に『ESPN』のティム・マクマナスに対し、2人の友情について誤った思い込みをし、間違ってしまったと説明。2人に謝罪したと明かした上で、不和を引き起こすつもりはなかったとつけ加えた。
火曜日にはヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニも94WIPに対し、自身の意見を述べている。
ESPNによると、シリアニHCは「私が判断できるのは、毎日見ていることだけだ」と語ったという。
「A.J.とジェイレンがゲームプランについてコミュニケーションをとったり、毎日一緒に昼食をとったり、試合前にお互いに祈ったりしている姿を見ている。憶測はあるだろうし、その点については理解している。ここ数日で起こったことを踏まえると当然のことだ。しかし、私にできることは自分が見ているものを判断することだけだ」
また、今回の騒動の発端となったブラウンの試合後の率直な分析が、ハーツの責任を指摘するものだという見解にも異議を唱えたシリアニHCはこう述べている。