【NFL】QBハーツとWRブラウンの絆に自信を持つイーグルスHCシリアニ
「私はそうは受け取っていない。何をどう解釈するかはその人次第だ。私はあれを、チームがパス攻撃を改善したいと考えているという意味だと受け取った。A.J.はパス攻撃の一部だしね。そして、私たちは皆、それを改善したいと思っている」
「ジェイレンとA.J.はどちらも本当に素晴らしい人物で、素晴らしい選手だ。選手たちが向上心を持ち、もっと良くなりたいと望んでいることはうれしいし、どうやって成長するか、どうすれば特別なことができるようになるかということを私たちはいつも話している」
確かに、今季はイーグルスにとって特別なシーズンとなっており、現在は11勝2敗でNFC東地区制覇とカンファレンスのトップシード獲得を狙える立場にある。しかし、パス攻撃は間違いなく、チームの最大の弱点だ。ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーの加入により、イーグルスのラン攻撃はNFLトップにまで押し上げられている上に、守備陣も被得点で2位につけており、ラン(8位)とパス(2位)の両方で対戦相手にとって非常に厳しい存在となっている。
その一方で、イーグルスはパスで31位と低迷しており、ブラウンはキャッチ48回で836ヤード、タッチダウン4回と素晴らしい活躍を見せているものの、直近の試合ではキャッチ4回で43ヤードと精彩を欠いていた。それらはいずれも2024年シーズンで2番目に低い数字だ。また、パンサーズ戦のターゲット数(4回)は今季の最少記録に並んでいる。さらに、ブラウンはシーズン最初の3試合でそれぞれ1回ずつタッチダウンを決めていたが、その後の7試合中6試合は得点を挙げられていない。
それでも、イーグルスは勝利を重ねている。ほとんどの場合で快勝を収めてきたイーグルスは、連勝中の勝利の半分以上は8点差以上をつけており、唯一8点差での勝利となったワシントン・コマンダース戦は、相手が試合終了間際に得点を決めたことでそうなったに過ぎない。