大阪府・吉村知事が定例会見8月18日(全文4)現状で2回接種者の重症化率、死亡率は0%
統計で接種の利点をアピールする意義は
産経新聞:ちょっとそれに関連してというか、そもそもなんですけど、こういった、そういう20・30代なんかを中心にワクチンをちょっと忌避する方もいらっしゃったりする中で、こういったちゃんと府としての統計数字を出して、ある種、そうした方々に打つメリットっていうのをアピールできる意義っていう部分をぜひ伺えれば。 吉村:まず、きちんとした数字を公表する、発表するっていうのが重要だと思っています。ワクチンが効果ありますって言っても、じゃあ具体的な数字はこうこうこういう数字だから効果がありますというようなことのほうが伝わると思いますので、今後そういったことを心掛けていきたいと。 なかなかメッセージの発信って伝わらないんです。皆さんのメディアの仕事もされていて、なかなか伝えるってものすごい難しい仕事なんですけれども、伝えると伝わるは全然違いますので、伝える作業は役所でもいくらでもやりますけど、文字ばっかりのビラを作ったりそんなんも多いんですけど、これが全然伝わってなかったりするから。だから伝えると伝わるって違うよっていうのは僕は役所にも言っているんですが、伝わらないとやっぱり意味がないので、じゃあどうやったら伝わるかっていうとき、それは数字も示しながらやるっていうのはやっぱり大事なことだと思うので。 今回、現状でこの317名、発症しました。そのうち死亡・重症とも0、非常に少ない、少ないというかほぼ0ですし、発症した割合も0.3%と非常に少ないということで、極めて有効なワクチンだというふうに思います。いろんな情報もこれから適切に出していきたいと思います。あとは、もう皆さんがプロですから、分かりやすい情報で伝えていただけたらと思いますけど。
これからも統計を公表していきたい
ただ、なかなか20代・30代の若い層の方が悩まれるのもやっぱり分かります。じゃあ全体の重症者がそんなに多いんですかっていうと、確かにそんなに多い状況ではないと。そんなのはネットを調べれば出てきますんでね。なので、なんで打たなきゃいけないんですかというようなことを思われる方がやっぱり。その気持ちも分かります。ただ、若い方でも当然、重症化だけじゃなくて後遺症が残る人もいるし、自分だけじゃなくて周りにうつして周りが死んじゃうことだってあるわけですし、いろんな仕事も当然ストップになります。これは今は隔離ですから。いろんなことを考えても、なった人から意見を聞くと、こんなに大変だと思わなかったっていうのがほとんどなので。なのでそういった、なった人の経験とかの発信もやっぱり効果があるんじゃないかなとは思いますね、若い世代の方への発信としたら。いろいろ、こんな方策も出しながら、少なくともワクチンがこれだけこういう効果があるんだっていう実数については、これからも統計を取って公表していきたいと思っています。 司会:よろしいですか。そうしたら次の質問。一番後ろ。