唐辛子 vs トマト…韓国・マンション家庭菜園の小競り合いが刑事事件に
【09月04日 KOREA WAVE】韓国・済州(チェジュ)地裁でこのほど、家庭菜園でのトラブルがもとで報復脅迫などの罪に問われた50代男性被告の公判が結審した。検察は「被告は同種犯罪の前科が多数あり、累犯期間中に今回の犯行に及んだ」と指摘し、懲役2年を求刑した。 起訴状によると、被告は6月4日午後10時ごろ、済州市のマンションの同じ棟に住む隣人を追いかけ、「警察に通報しろ。殺してやる。家庭菜園に植えたトマトを撤去しろ」と脅迫したとされる。3日後にマンション内で出くわした際も、鈍器を手に「トマトを撤去しろ」と再び迫ったという。 隣人はマンションの家庭菜園にトマトを1株植えており、被告はその周辺で唐辛子などを栽培していた。その過程で小競り合いが頻繁に起き、事件は、隣人が被告に「トマトを撤去しようとしているのではないか」と抗議したのが発端という。 被告は起訴内容を認め、弁護士は「隣人は、トマトに少しでもおかしな点があると、被告のせいにして騒ぎ立てた」と事情を説明したうえ「泥酔状態で言い争いをしている際に衝動的に事件を起こした。体の不自由な家族を一人で養っていることを考慮してほしい」と情状酌量を求めた。 判決は9月中に言い渡される。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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