楽天の三木谷氏が携帯参入で会見(全文3)今の携帯業界は自由じゃない
楽天の三木谷浩史会長兼社長は6日午後、記者会見し、今秋に新規参入する携帯電話事業について、本格的なサービス開始は「1か月後に始まるかもしれないし、年内いっぱいになるかもしれない」と述べ、予定していた10月より遅れる見通しを示した。 【動画】楽天の三木谷氏が携帯参入で会見「可及的速やかにフルサービス入りする」(2019年9月6日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「楽天の三木谷氏が携帯参入で会見「可及的速やかにフルサービス入りする」(2019年9月6日)」に対応しております。 ◇ ◇
最低利用期間・違約金をなしに
山田:本日はこのような場所にお越しいただきまして誠にありがとうございます。プレゼンの前にこの事業について三木谷がいろんな場所ですでにお話をしておりますけれども、この携帯業界をより自由にしたいと。今までの携帯業界、語られるときに、縛りとかお客さまの選択肢が少ない、どうもあまり自由な感じがしないと、そのような業界に新しい風を吹き込んで、三木谷の言葉を借りて言えば民主化したいんだと、より民主的にしたいんだと、より自由にしたいというような言い方を今まで何度かさせていただいております。 それを受けまして、本日は具体的な料金プランは無料サポータープログラムということで、正式な料金プランの発表はもちろんございませんけれども、私どもの基本的なスタンスをここではっきりと宣言させていただきたいということでございまして、縛りなし、ということでございます。 これは当然、具体的にどういうことかというふうに申しますと、これまでの業界では一般的であった最低利用期間、これはない。それから違約金もないということでございます。新しいいろんな規制、法律の流れもこういうふうになっておりますけれども、私どもとしては会社のスタンスとして当然こういう縛りを持たない、逆に言うとこういう縛りがなくてもお客さまを引きつけていくだけの圧倒的な魅力のあるプランをご提示できるのではないかというふうに考えております。 それからもう1つ縛りがないということで申し上げますと、携帯キャリア初、全機種SIMロックフリーということでございます。こちらも従来の携帯業界ですと、通信プランと端末が結び付いていて、SIMロック解除というプロセスを経ないと、せっかく高い端末を持っていてもほかのキャリアさんに移れないということがあったわけですが、私どもとしてはまた強調いたしますが、その縛りがないということで、他のキャリアに持っていったらそのまま使えるようなSIMロックフリー、SIMロック解除という手続きを経ない、もうそのまま持っていける形の、こういった手法を持ち込みたいというふうに思います。