楽天の三木谷氏が携帯参入で会見(全文3)今の携帯業界は自由じゃない
スタートが遅れたら価格競争が起きないのではないか
日本経済新聞:日本経済新聞の【広井 00:54:02】と申します。よろしくお願いします。三木谷さんに伺いたいのですけれども、今回のスモールスタートが半年間ということで本格的なスタートが春以降になると思うんですけれども、この半年間のタイムラグの間に今まで期待されていた御社の安いプランによって価格競争が起きるとかそういうことが起きないのかなっていうのがあるんですけれども、そこら辺をどういうふうに考えているのかっていうのが、業界への影響をどう考えているのかっていうのをちょっと1点お願いいたします。 あとは今、分離プランとかいろんな制度が始まる中で、各社それに対応するプランをどんどん出してきていて、そういったプランで先手を打たれてしまう可能性があると思います。そうしたことに対して半年間、本格スタートが遅れる影響ってありうるのか、またどういうふうに挽回していくのかっていう辺りをお願いいたします。 三木谷:先ほどの発表の中でやらせていただきましたけども、この安定稼働というものは今も確信しているんですが、それができた段階で可及的速やかにフルサービスインをするということなので、半年間ということではなくて、もしかしたら1カ月後かもしれないし、もしくは3カ月後かもしれませんけれども、その段階でサービスインをします。 その料金体系うんぬんというものについては、これは競争の話なので、一部の携帯事業者さんは、われわれの料金プランを見てから考えるというふうな発言をしていらっしゃるようにも報道されておりますけれども、端的に言うと他社さんはなかなかまねすることのできない料金体系ということになるんではないかなというふうに思っております。 司会:よろしいでしょうか。それではほかにございましたら挙手をお願いいたします。ではそちらの男性のお客さま、お願いいたします。
Linkを使わないと電話がかけられないのか
TBS:【**00:56:11】としては影響はあるのでしょうか、というのが1点と、もう1点が、楽天の携帯電話はLinkというアプリでしょうか、Linkを使わないと電話がかけられないということなのか、発信、着信など問題なく行えるのか教えてください。 アミン:まずLinkについて、これをどうしても使わなくてはいけないというふうにしているわけではないです。ただ、消費者は素晴らしいメリットを享受できるんです、Linkを使えば。でも、今までのこの通話機能を使いたいんであればそれも可能です。 もう1つ、私たちが行ったこと、これ、世界初で、まだ話していないんですけれども、Linkのアプリケーションを使えばこのハンドオーバーのプロセス、楽天の独自のカバレッジエリアとKDDIはシームレスになります。またVoLTE、Voice over LTEですけれども、これは2020年の4月以降可能になります、ローミング。 司会:よろしいでしょうか。 TBS:すいません、もう1点のところ。 司会:もう1点のほうですね。そのままお話しいただいて。