加藤小夏ドラマ初主演、想像超えるアクションで全身筋肉痛に
三姉妹の次女という設定すごく考えた
アクションシーンばかりではなく、三姉妹の次女という役どころについても苦心したという。姉の長女・丹羽レイカ役は高橋ユウ、妹の三女・丹羽リリカ役は掛橋沙耶香(乃木坂46)が演じる。 「姉がいて妹がいるってどんな感じなんだろう、とすごく考えました。そして母親がなくなっている設定なので、それなのにシズカ(加藤)の脳天気なセリフはどこから生まれるのだろうって。結局、悲しみに囚われていたら駄目だから明るく生きて自分を保っている。そして頼れる姉と賢い妹がいて生きていけてる。そう思いながら演じています」 現場でのコミュニケーションも実際の姉妹さながらのようだ。 「高橋さんはとても良い方で、子育ても大変な中いつも明るく振舞って元気もらっています。頑張ろうね、って声をかけてくださったり、こういう大人って素敵だなって思いました。乃木坂46の掛橋さんも仲良くさせていただいています。けど現場に年下の女の子がいるという経験があまりなかったのでそれが不思議な感じで、『ああ、可愛いいな~』って。『小夏さん』、って呼んでくれるんですけど、共演者の方に名前をさん付けで呼ばれたことがなかったので、私もちょっと大人になったんだなって感じました」
明るく過ごすためのこだわりは強い
「取り立て屋ハニーズ」は闇金ハニーズローン社長・権藤役に渡辺裕之ほか、森尾由美、とよた真帆らベテランの役者も顔を揃えている。そんな中、加藤は2年前と比べてプロとしてのこだわりも確実に強くなってきたという。 「体重管理やお肌などの美容面、食事にこだわるのはもちろんですが、表情とかにも性格や私生活が出るじゃないですか。そういうところを考えたら明るい自分でありたいと思って、明るく過ごすためのこだわりは強いですね。人間だから波はありますけど、怒りや悲しみが極力増えないように生活したいと心がけています」 そして今は、どんな仕事でも好きだという。 「どのお仕事も楽しいです。本当に私を必要としていただける現場に行きたいなと思っているのですが、必要としていただくためには、私が私自身をどんどん磨いていかなければいけない。その努力をして、やらせていただける仕事があればどんなことでもやっていたいなって思います。もっともっといろんなお仕事があると思うので、柔軟な姿勢で全部にチャレンジしたいです」 今回はアクションで新境地に挑んだ加藤。今後さらなる活躍に期待したい。 (写真と文:志和浩司)