キャデラックが「SOLLEI」コンセプトを発表|エレガントで流麗なコンバーチブル
キャデラックから、コーチビルドの電動ラグジュアリーコンバーチブル「SOLLEIコンセプト」が披露された。このコンセプトは、キャデラック CELESTIQ の顧客にビスポークのデザイン体験を提供することに特化した施設、GMのグローバル・テクニカル・センター・キャンパス内の最先端施設、ヴァンダービルトのキャデラック・ハウスで正式に発表された。 【画像】明るく美しく楽観的!オープンエアーを楽しむキャデラックの2+2コンバーチブル・コンセプト(写真14点) 名称の「SOLLEI」は太陽(「SOL」)とレジャー(「LEI」)に由来しており、オープンエアでゆったり過ごすライフスタイルを表現している。 キャデラックのエレガントなコンバーチブルの伝統を現代的にアレンジしたというSOLLEIの2+2のボディラインは低く長く、伸びやかなラインが車の長さを強調し、低いテールデザインがダイナミックでありながら流麗なプロポーションを生み出している。 ボディカラーにもキャデラックの伝統が活かされている。採用されたエクステリアカラーは「マニラクリーム」で、これは1957年と1958年にキャデラックで最初に使用された色なのだ。 ブランドの特徴である55インチのピラートゥピラースクリーンを備えるインテリアには、キャデラックの「アート・オブ・トラベル(旅の芸術)」デザイン哲学が反映されている。たとえば電動ガラスドアを備えたドリンク用の冷蔵庫やクリスタルガラスなどだ。これらを装備することで、旅やレジャーの気分はぐっと高まることだろう。 他にもインテリアの各所に職人技が光る。ドアの内側やシートの背面、コンソールは未着色の手触りを生かした木の装飾で包まれている。各ピースは、寄木細工の技法を使用して手作業でカットされ、手作業で配置されている。 また、資源への配慮にも重きを置いている。SOLLEI は、MycoWorksと共同で開発された革新的なバイオベースの素材を採用したキャデラック初のコンセプトカーであり、コンソールの充電マットやドアの地図ポケットに使用されているのは MycoWorksの Fine Mycelium™。これは、菌糸体 (キノコの再生可能な根の構造) から成る素材で、再生可能な自動車資源のパイオニアとしてのキャデラックの使命を反映しているのだ。
Octane Japan 編集部