デートでおごらせるのは「DV」と内閣府が認定で“デート代論争”再燃…内閣府の担当者に真意をきいてみた
これまでも白熱したバトルが繰り広げられてきた「デート代論争」。男性が払うべきという意見や割り勘にすべきという意見…それぞれの価値観がSNS上で激しい議論になっている。そんな中で話題になっているのは、内閣府・男女共同参画局が《デート費用を全く払わない》行為は「デートDV」だと認定しているという件だ。内閣府の担当者にその真意をきいた。 【写真】瞬く間に拡散された内閣府認定DVの画像
“デート代論争“勃発!
12月11日、X上で「デート代」というワードがトレンド入りした。あるユーザーが、 「え、待って!? デート代出してもらうのって内閣府認定のデートDVだったの?」 と驚きの声とともに、画像を投稿。 その画像は内閣府・男女共同参画局の公式サイトより「デートDV」の例を挙げたページを切り抜き引用したもので、その投稿は瞬く間に拡散、コメントの嵐となった。 切り抜かれた画像では4つの暴力を紹介し、「精神的な暴力・身体的な暴力・性的な暴力・経済的な暴力」と分類し、それぞれ5つの具体例が挙げられている。 その「経済的な暴力」の中で、《生活費を渡さない》《貯金を勝手に使う》などと同列に《デート費用を全く払わない》が「デートDV」に認定されているとして、大きな議論に発展したわけだ。 一般論として、デートにおいては男性が女性におごるのが当然と見なされてきたとし、内閣府がそれについて「DV認定した」と受け取る人々が続出。 そこから男性がデート代をおごるべきか、割り勘にすべきか、稼ぎが多い方が支払うべきかなどを巡り、老若男女それぞれの立場で意見が分かれた。 2023年2月には、人気セクシー女優の深田えいみさんがXで、なぜ男性がデート代を支払わなければならないのかという声に対し、 「女性はそのデートの為に準備して洋服、メイク、美容代も入ってると思う 全部安くない。リップだってブランドなら4000円はする。可愛いって言って欲しくて、その為に凄く早起きして準備してる それを考えた上で、女性に出してあげて欲しいって思う!」 と投稿したところ、賛否が分かれ論争に発展した。深田は後日謝罪し、投稿を削除している。 これ以降もたびたび「デート代論争」は起こってきたが、男女や世代間の価値観の違いにより決着はついていない。 男性側の意見としては、「昨今は男性もメイクをしたり美容にお金をかけている」、あるいは「時計などデートに付けていくものや、お迎えの車などは高価」だとし、女性のデート準備と同じだとする声も多い。 「自分にも稼ぎがあるから割り勘で」という女性は、経済的に自立しているという称賛の声もある。 ただ、高齢の男性の中には、「女性に支払われたら恥ずかしい」との価値観もまだあるという人もいた。 女性側の意見としては、依然として深田えいみさんの“女性はデートの準備代がかかる”との投稿内容を引用し「おごってもらうのが当然」「喜んでおごってくれる人とだけ付き合う」という声もあれば、「借りを作りたくないし割り勘でいい」といった声もあり、様々な意見が飛び交っている。 そこで、内閣府男女共同参画局の担当者に話を聞いた。