女子プロレスラー・木村花さん死去 「テラスハウス」出演、誹謗中傷浴びていた
ネットフリックスで配信中の「テラスハウス」にも出演していたプロレスラー・木村花さんが23日、死去したことがわかった。22歳だった。所属の女子プロレス団体「スターダム」が発表した。死因については明かされていない。 発表によると、「詳細につきましては、いまだ把握出来ていない部分もあり、引き続き関係者間の調査に協力してまいります」とのこと。今後については親族と相談のうえ知らせるとともに、他の所属選手の心のケアにも努めていくという。
ネット上の誹謗中傷に悩まされていた?
木村さんは1997年、元女子プロレスラーの母・木村響子とインドネシア人の父との間に生まれ、2015年に武藤敬司らが設立したWRESTLE-1の「プロレス総合学院」1期生として入門。翌年、プロレスラーとしてデビューを飾る。19年に「スターダム」所属となり、看板選手として活躍していた。得意技はビッグブーツとミサイルキックで、たとえ相手の技を受けても負けじと正面から攻めていく強気で躍動感あるスタイルに魅せられたファンは多い。ルックスも華やかでファッション性に富み、リングの外にも人気が拡大しつつあった。スター選手としての才能に満ちあふれていた。 「木村さんはこのところ、ネット上の誹謗中傷に悩まされていたようです。『テラスハウス』がきっかけとも言われています。ツイッターなどのコメント欄で心無い言葉が浴びせられていたのです。本人は、インタビューなどでもプロレスといろいろなジャンルのコラボレーションがしたいと目を輝かせていて、ドラマ出演などもその一環だったのだと思います。まさにこれからという矢先に……」と、ショックを隠せないのはスポーツ紙30代男性記者。
木村さんは23日未明、自身のインスタグラムに「愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね」とペットの猫との写真を投稿。ストーリーズには「さようなら」とつづった。 死因が明らかになっていない状況で憶測だけでは何も言えないが、「スターダム」も「引き続き関係者間の調査に協力してまいります」とのことなので、様子を見守りたい。 (写真・文:志和浩司)