スシロー、北京に1号店 原発処理水の逆風も長蛇の列
【北京共同】回転ずし大手「スシロー」の中国北京市での第1号店が21日、開業した。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出という逆風が吹く中でも、回転ずしは現地で大人気となっており、初日は開店前から長蛇の列ができた。運営会社は今後も中国での店舗網拡大を加速させる方針。 【写真】香港、すし店に連日行列 反日感情盛り上がらず 「昨日はスシローに行った」 23年
北京の新店舗は、若者に人気の商業施設内にオープン。午前11時半の開店前から大勢の客が押し寄せ、昼過ぎには予想待ち時間が10時間以上となった。 中国は処理水の海洋放出を受け、日本産水産物の輸入を全面停止している。新店舗では中国産のウニやアワビのほか世界各地の食材を使い、200種類以上のメニューを用意した。価格は1皿10元(約200円)から。 北京市の女性(34)は「娘が回転ずしが大好きで、7月に大阪へ家族で旅行した際にもスシローに行った。このお店も日本と全く同じ味で、ネタも新鮮だ」と満足そうに話した。 スシローは2021年に広東省で中国本土1号店を開業。北京店の開業により、中国の店舗数は計45になった。