カナダのトルドー首相、辞意表明見通し 早ければ6日と報道
[オタワ 5日 ロイター] - カナダのトルドー首相が辞意を表明する可能性が高まっていると、同氏の考えを知る関係者が5日明らかにした。ただ、最終決定には至っていないという。 現地紙グローブ・アンド・メールは先に、トルドー氏が早ければ6日にも与党・自由党の党首を辞任する意向を表明する見通しだと複数関係者の話として報じていた。 関係者は同紙に対し、トルドー氏がいつ辞意を表明するか正確には分からないが、8日に開かれる自由党議員の緊急会合より前になるとの見方を示した。 トルドー氏を巡っては、世論調査の支持率低迷などを受け、辞任を求める声が党内で強まっている。 グローブ・アンド・メールはトルドー氏が直ちに辞任するのか、新たな党首が選出されるまで首相にとどまるのかは不明としている。 同氏が辞任した場合、トランプ次期米政権に対処できる安定した政権を樹立するため、早期の選挙実施を求める声が高まる可能性が高い。 関係者の1人がグローブ・アンド・メールに語ったところによると、トルドー氏はルブラン財務相との協議で、暫定的に党首と首相に就任する用意があるか話し合ったという。