「酒とタバコは死ぬまでやめない!」…愛煙家で酒豪のカルーセル麻紀さんが続ける「とっておきの健康術」
カルーセル麻紀(タレント)/'42年、北海道生まれ。'68年に歌手デビュー後は、ニューハーフタレントの草分け的存在として現在もテレビで活躍中 【マンガ】追いつめられた女性が「メンズエステ」の世界で味わった「壮絶体験」
「酒もタバコもやめる気はない」
ずっと楽しみにしていることがあります。それは、気がついたら死んでいること。自分が好きなように生き続けていたいからこそ、ストレスを溜めずに我慢しないようにしています。 だから、酒もタバコも一切やめる気はございません。太るのが怖いので、40年近く食事は一日一回にしていますが、酒は浴びるように飲み続けています。 食事のメニューも決まっていて、夕食に姉が作った和食を摂る。それ以外で食べることは滅多にないですね。ランチに誘われても、基本的に断ります。友人に誘われて夜に会食することは稀にありますが、シャンパンをじゃんじゃん飲んでしまうだけで食べたりはしません。 ヘビースモーカーなので、タバコは一日30本吸っていますね。かつて脳梗塞を患ったとき、主治医の先生から「喫煙が大きな原因だけど、止めろって言っても止めないよね」と呆れられたほどタバコが好きなんです。いまはテレビ局でも吸いにくいご時世ですけど、楽屋でひとりのときは許可を貰ってパカパカ吸っています。 最近、番組で共演した中尾ミエさんからは「麻紀さん、ここまで長生きしたんだから好きなだけ吸っちゃいなさいよ」と言われたので、死ぬまで愛煙家を貫き続けます。
寝たきりは絶対に嫌!
ほぼ毎日、深夜3時くらいに寝るのですが、就寝直前までビールやテキーラを飲んでいるからトイレが近いんです。だから2~3時間ほどで目が覚めてしまう。二度寝をしようと試みるのだけど、たいてい悪夢ばかり見る。だから朝8時になると二度寝はあきらめてリビングに向かいます。それから朝食を摂ったら草むしりをしたり、植木の手入れをしたりしています。前にプロゴルファーの岡本綾子さんから「足腰を丈夫に保つには草むしりをしたほうがいい」と聞いたことがあるからです。 いま説明したようなライフサイクルを何十年も続けているのですが、コロナ禍になってから新たに増やしたルーティンがあります。それは、毎日5000歩を目標に歩くことです。 「気がついたら死亡」という願望をかなえるためには、寝たきりになるわけにはいかない。だから、いつまでも歩けるようにはしておきたいのです。 とはいえ、私は外出することが多くありません。たいてい自宅の寝室で歩き回っています。テレビを観ながら足踏みをしたり、ダンサーみたいにステップを踏んだりしています。 いまはスマホで歩数を測れるのでありがたい。最初は500歩歩くのも大変でしたが、草むしりといった庭での作業も組み込み始めたら、次第に目標を達成できるようになりました。 寝る前になっても5000歩に足りないと「300歩足りない!」と焦ってしまいます。そんなときは部屋の中を走り回ります。そのせいで足の親指にマメができちゃうくらい(笑)。 この「毎日5000歩ルール」を守っているおかげで、安心して酒もタバコも続けられる感覚になります。いまは禁煙の店が増えましたが、5000歩を歩く合間に喫煙可能な飲食店を探すことにもハマっています。 このルーティンが続けられる限りは、運気が開けていく気がしてなりません。 「週刊現代」2024年12月28・2025年1月4日号より
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