レイカーズの八村塁がメディアデーに登壇…優勝へのキーワードは“アグレッシブ”と“ミスマッチ”
■ 指揮官から求められた役割
NBA 2024-25シーズン開幕の足跡が日に日に近づく中、各球団はメディアデーを開催している。ロサンゼルス・レイカーズからは八村塁も記者たちの前に登場。新シーズン開幕に向けての意気込みや、6シーズン目を迎える選手として置かれた立場などについて、質疑応答がなされた。 【動画】八村塁の記者会見ノーカット映像 今シーズンのレイカーズには大きな補強がない一方で、JJ・レディックが新監督に就任。コーチが変わればチームも変わるのがバスケットボールの性だが、若き指揮官とのファーストコンタクトでは30分ほど共に時間を過ごし、どのようにチームを作り上げていくか、そして自身に求められている役割について意見を交わしたという。 「ここ(レイカーズ)で過ごして約3年の月日が経ちますが、同じコアグループが存在します。彼(レディック監督)からはもっと僕に3ポイントを打ってほしいと言われました。彼は僕を素晴らしいシューターだと思ってくれていて、僕も自分がそうであると信じています。それが僕らにとっての重要な鍵になるでしょうし、僕はオフェンスにもディフェンスにももっと関与しなければいけません。素晴らしい1年になることを願っています」 八村はこの夏、日本代表としてパリ2024オリンピックに参加した。左ふくらはぎの負傷により大会途中での離脱を余儀なくされたが、その後は順調に回復している様子で、開幕に向けてコンディションは整っているという。また、記者から昨シーズン後半にはアグレッシブさが解き放たれたのでは、と聞かれると、今シーズンはよりアグレッシブになり、自身のフィジカルを活かしたいと意気込んだ。 「(コンディションは)良い感じです。身体は大丈夫ですし、全て順調で準備はできています。でも、指摘があったように、より身体が強くなって、よりフィジナルに動けるようになった気がしています。特にオフェンスリバウンドでは、必要な場所にいられるようになりました。コーチと話したことはもう一つあって、彼からはこれらにも取り組んで欲しいと要求されています。今年はフィジカルとアグレッシブさをもっと掛け合わせて、ミスマッチを見つけていきたいですね。コート上に僕、ブロン(レブロン・ジェームズ)、AD(アンソニー・デイビス)がいれば、いつも誰かがミスマッチになります。対戦相手は僕以外の2人とはミスマッチを生みたくないでしょうから、僕には自分より身長の低い選手か高い選手をつけることになります。これが良い結果を生むと信じています」