建築で巡る、銀座のブランドショップ 9選
ニュートラルカラーでまとめられたインテリアは、素材のほぼ85%がファブリックで、オリジナルの家具コレクションから厳選されたアイテムが並ぶ。テキスタイルメーカーとしてスタートしたロロ・ピアーナの素材を、感触的にも視覚的にも体験できる場所になっている。 ロロ・ピアーナ銀座店 東京都中央区銀座3-5-8
ミキモト 銀座4丁目本店
銀座4丁目の交差点から至近、中央通り沿いの「ミキモト 銀座4丁目本店」。1899年の創業以来、銀座の街とともに歩んできたブランドならではの風格を感じさせ、静かながらも堂々とした佇まい。2017年にリニューアルオープンし、外装デザインは内藤廣、設計は鹿島建設が手がけている。約4万個のガラスピースを使ったファサードは、春の海の輝きがモチーフ。職人が手仕事でひとつひとつ紡ぎ上げて完成した。昼間は太陽の光を反射しキラキラと輝く水面を彷彿とさせ、夜は光輝くガラスの箱といった趣でスタイリッシュな印象に。
日本の伝統工芸とラグジュアリーを融合させたフロア。ミキモト独自の美意識をちりばめた空間で、ジュエリーとの対話が楽しめる。 ミキモト 銀座4丁目本店 東京都中央区銀座4-5-5
ミキモト 銀座2丁目店
艶のあるパール塗装の壁面にランダムに設けられた開口部が印象的な建物は、伊東豊雄と大成建設の共同設計。銀座に2店舗ある「ミキモト」の2丁目店は、地上9階、地下1階建て。2枚の鋼板の間にコンクリートを流し込み、非常に薄い壁に高い強度をもたせる新しい構造システムによって外壁が構造体となって建築を支えているため、内部には柱がない。
ブティック内は広々とした自由なレイアウトに。窓やショーウィンドウ、ドアとなる開口部は、サイズの異なる緩やかな多角形。夜にはそこから光がこぼれ、銀座の街に彩を添えている。 ミキモト 銀座2丁目店 東京都中央区銀座2-4-12 MIKIMOTO Ginza 2