（FNNプライムオンライン）

寒い季節に必須な暖房器具。しかし、バリエーションの豊富さから「結局なにを買ったらいいの?」と悩む人もいるのではないだろうか。 【画像】エアコンだけじゃない!暖房器具を使い分けてポカポカ空間に そこで、代表的な暖房器具の特徴や使い方のコツについて、ヤマダデンキを展開する、株式会社ヤマダホールディングスの担当者に聞いた。 

エアコン暖房と併用するのが人気

ヤマダホールディングスの担当者によると、近年は節電意識の高まりもあって、エアコンの暖房を控えめにしつつ、他の暖房器具を併用して暖まるのが人気だそう。また、“パーソナル暖房”と呼ばれる、個人での使用に特化した製品も注目されているとのことだ。   そんな暖房器具の中でも、「ホットカーペット」「ヒーター」「こたつ」はエアコンに“プラスワン”しやすいという。この3種類について、さらに詳しく聞いてみた。 

ホットカーペットは“ミニサイズ”

「エアコンで部屋を暖めるとき、暖かい空気は天井付近にたまってしまうので、床付近が寒くなりがちです。そんな時はホットカーペットを併用するのがお勧めです」 ホットカーペットのメリットは、冷えがちな床付近をじんわり、ピンポイントで暖められること。家族が集まるリビングなどに、2～3畳ほどのサイズのホットカーペットを敷き、エアコンと併用するのがお勧めの使い方だという。 他にも、サイズが45cm×45cmほどの「ひとり用ホットカーペット」も、手軽な“パーソナル暖房”として人気が高まっているそうだ。 「ヒーターには、セラミック・石油・ガス・オイルなどさまざまな種類がありますが、燃料代などランニングコストの観点から人気なのはセラミックヒーターです」  セラミックを電気で熱し、温風を送り出すセラミックヒーターは、スイッチを入れてすぐに暖かい風が出るので、立ち上がりが早い。 速暖性に優れることから、家庭で使うなら、朝起きてすぐのタイミングでオンにし、エアコンの暖房が部屋をめぐるまでの“つなぎ”とする。普段からいることの多い場所に置いて足元を暖める、といった使い方ができるそう。  そんな立ち上がりの早さが生かせる場所が、脱衣所やトイレなどの個室だ。特にトイレには人感センサー付きのヒーターを置くことで、都度スイッチを入れる手間が省ける。結果として、節電にもつながるという。