オジサンの"萌え袖"は即刻退場! "あしなが"ならぬ"袖ながオジサン"はシンデレラストーリーではなく、通報モノのポリスストーリー
ビジネスシーンで、オバQ"ハカセ"状態はダメラッタ
クールビズが終わる気配はまだまだ先になりそうですが、近頃は夜中にもなると涼しくなり、ジャケットやカーディガンをバッグに忍ばす機会が増えてきました。 サイズはダルダル、体形無視のワイシャツも一発退場です! そんな秋の気配を感じるこの季節、ビジネス街で続々と目撃ドキュンされる恥かきモンスターをあなたはご存知でしょうか?
そう、それは脚長ならぬ"袖長おじさん"です! 基本、仕事着としてスーツをしっかり着こなしていた昭和生まれのビジネスマンには、さほど見かけなかった人種でしたが、2005年、当時の小池百合子環境相が推進した“クールビズ”キャンペーンが大アタリして以来、ビジネスという名のもとカジュアルが一般化し、じわじわと増殖。 毎日“カジュアル・フライデー”のベンチャー企業よろしくジャケパンスタイルにまで簡略化された今のビジネスシーンは、「そでながびじねすまん」がゾンビのように大量発生している由々しき事態となっております。
そもそも、紳士服量販店がゴールデンタイムのCMに広告を出していた昭和~平成。スーツを購入する際にはワイシャツが1cm出るよう袖丈調整の工程が必ず含まれていました。
ところが、オフィスカジュアル、ジャケパン民のセットアップはコストカットにより開き見せ仕様が多いため、恥をかかないよう服装に気を使っていない限り、蔑ろにする人がほとんどなのが、現状…。
ただ、なぜこんなにも憂いているのかと言うと、袖が長いとルーズで見栄えを損なうだけでなく、袖口も摩擦で擦れて劣化が早くなり、メリットが見当たらないからです。 もちろん、それはスーツだけでなくガテン系の作業着やユニフォームだって同じこと。とび職のスタンダード、寅壱の超超ロングニッカポッカ(ズボン)に関しては、裾幅がセンサーの役割を担っているという例外もありますが、基本袖が適切でないと作業中の事故に繋がるリスクも増え、危険です。 とにかく、前述の通り、袖が長いと洋服(と生命)の寿命を縮めるだけでなく、日中の作業効率まで下がりマイナスだらけ。口癖がコスパのあなた、聞こえますか? なのに、なぜ、なんでお前はお直しに出さない!!