【陸上】女子走高跳・インターハイ女王の髙橋美月が1m76でV3! 印南智史が男子400mで47秒57/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月14~17日/東京・駒沢陸上競技場、大井陸上競技場)1日目 インターハイ北関東大会優勝者一覧をチェック! 福岡インターハイを懸けた北関東地区大会が開幕し、女子走高跳で髙橋美月(埼玉栄3埼玉)が1m76で3連覇を果たした。 昨年のインターハイ女王が貫禄を示した。1m70を4人が成功する展開に、「レベルがすごく高くて。自分は跳べるから大丈夫という気持ちで挑みました。力まないことしか意識してませんでした」。1m76を3回目成功させると、両腕を突き上げて喜びを表現した。 この日は1m61から跳び始めたが、1m67の1回目で失敗した。「焦りはなかったですが、1本目で成功させていきたかったです。体力が残らなかった原因の一つです」。最後は1m80に高さを上げたが、「3本とも脚が動かなくなってしまいました」と、高さが出なかった。 5月の埼玉県大会では「周りの勢いに飲まれてしまって、本来の跳躍ができなくなってしまいました」と、1m70にとどまり精彩を欠いた。春先から記録が伸び悩み、「何かを変えないと上がらないと思いました」。本来11歩だった歩数を9歩に変えたことで、助走の前後半の流れが良くなった。 日本選手権への出場を予定するなど、高い舞台を見据えている。3連覇を果たしたものの、「『3連覇したい』という思いでは来ていません。インターハイも2連覇したいというよりは、自分のベストが出せれば優勝できると思っています」ときっぱり。自らの跳躍に集中した先に、V2が待っている。 このほか、男子400mでは印南智史(小山3栃木)47秒57で優勝し、男子1500mは曽我瑛(東農大二2群馬)が4分03秒89で競り勝った。女子棒高跳は渡邊紗莱(大宮東2埼玉)が3m80で制し、男子走幅跳では二村颯汰(作新学院2栃木)が7m26(+0.9)でトップだった。 全国インターハイは7月28日から8月1日に福岡・博多の森陸上競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
月陸編集部