運動すると食べすぎる人は強度を上げるべし|効率良くカラダを変える食事の基礎【前編】(専門家が監修)
朝食を欠食しない
朝食を食べない人は20代で男性の34%、女性の22%に上る。年代を追うごとにその割合は減るものの、一人暮らしに限ると40代男性の25%、同女性の22%が欠食している。 トレーニーになるなら、朝食は食べるべき。欠食は言語道断だ。 寝ている間は絶食しており、筋肉のタンパク質の分解が進んでいる。朝食を食べた瞬間にそのプロセスが中断されて、合成へと大きく舵が切られる。欠食すると、昼食まで筋肉の減少が続くと覚悟すべし。 朝食を抜く人の多くは、夕飯を食べ過ぎてお腹が空いていない。夕飯を控えめにすれば、お腹が空いて自然と朝食を欲するようになる。朝食の自炊が難しいなら、コンビニのサンドイッチ、市販のスムージーといった簡単なものを用意しておこう。
マルチビタミン・ミネラルは摂って損はない
お腹まわりが気になるほど食べ過ぎているのに、栄養が足りていない人は多い。タンパク質以外で欠乏しやすいのはビタミンとミネラルだ。 栄養素は食事から摂るのが鉄則だが、ストレス社会ではビタミン、ミネラルは浪費されやすいし、運動すると必要量も増える。食事のみでクリアするのが厳しいなら、より手軽にまとめて補えるマルチビタミン&ミネラルを役立ててみよう。 そもそもビタミンとミネラルは互いに助け合って働くから、単独ではなくセットで摂るのが正解。商品によるが、1か月当たりのコストは数百円程度だからコスパ抜群だ。 取材・文/井上健二 編集/門上奈央(初出『Tarzan』No.872・2024年1月25日発売)