関東は午後も空気ヒンヤリ 沖縄~九州南部はぐずつく 土曜日は東・西日本で広く曇りや雨に 台風21号の動向にも注意
きょう25日(金)は午後も晴れる所が多いが、関東は雲がとれにくく、ヒンヤリとした空気も続きそうだ。また、沖縄や九州南部は曇りや雨で、雷雨になる所もある見込み。あす26日(土)は東日本や西日本ではきょうよりも雲が広がりやすく、スッキリしない空模様となりそうだ。さらに午前中に発生した台風21号の今後の動向にも注意が必要となる。
関東は雲優勢で気温上がらず
きょうは高気圧に覆われて、北日本やその他の日本海側を中心に晴れている所が多くなっている。午後も晴れる所が多いが、関東では雲がとれにくく、気温はあまり上がらない見込み。午前11時現在の東京都心の気温は20.5℃で、午後も長袖がちょうどいいヒンヤリ感が続きそうだ
東海以西は暑い 南西諸島と九州南部は雷雨も
一方、東海から西では気温が高く、25℃以上の夏日が続出する見込みだ。天気は夜になると日本海側も含め雲が増えてくるが、広い範囲での崩れはない見込み。ただ、台風20号周辺の湿った空気が流れ込む沖縄や奄美、九州南部は大気の状態が不安定で、断続的に雨や雷雨となりそうだ。
週末は雨の範囲が広がる
あす26日(土)は秋雨前線の影響で東日本や西日本で雲が広がりやすく、きょうよりも雨の範囲が拡大しそうだ。特に前線が北上する九州では、南部だけでなく、北部でも雨が降りやすくなる見込み。ザっと雨脚の強まる所もあるため、雨の降り方に注意が必要だ。
けさ発生の台風21号 今後の動きに注意
さらに、きょう午前6時にはマリアナ諸島で大型の台風21号が発生した。台風21号は今後、やや発達しながら西よりに進み、来週前半には進路を北向きに変え、週の中頃にも沖縄地方に近づくおそれがある。来週にかけては、停滞する秋雨前線や台風周辺の湿った空気の影響で、東日本や西日本を中心にぐずつく日が多くなりそうだ。今後も台風情報に注意が必要となる。 (気象予報士・多胡安那)