ゆとりとお金と時間を増やす、簡単時短料理、1週間2人分4500円の使い切りレシピ。食材はまとめ買い、カットしてポリ袋に入れ献立毎にセット
◆時間とお金のゆとりを手に入れる 献立が決まったら、買い足す食材リストを作る。これがあると、買い物の時短になり、余計なものを買うことが減るので食品ロスの防止にもつながる。 「試しに、場当たり的に買い物をしていたときと、1週間分の献立にそってまとめ買いしたときの、1ヵ月分の食費を比べてみてください。その差に驚くはずです」 また、リストにあげた食材が高価な場合、たとえば、ホウレンソウを小松菜に、水菜を豆苗にというように、別の安い食材に変更するといい。肉や魚は、特大パックのほうが割安。たとえ一人暮らしでも、小分けして冷凍保存するとお得だと言うから、一人の食事のときもそうしてみよう。 さらに、週に1、2回作りおきしておくと、調理の労力が軽減される。 「使い切るためにも、献立の材料は全部、各料理に適した大きさに切ってしまいましょう。野菜類を先に、あとから肉や魚を切れば、まな板と包丁は最後に一度洗うだけで済みます。 食材をカットしたら、それぞれポリ袋に小分けして、献立ごとにセットしておく。そうすれば、あとは冷蔵庫から出して調理するだけなのでラク。すぐに使わない肉などはジッパー付きの保存袋に入れて、冷凍庫へ」
サラダや和えものにもポリ袋を活用。たとえば、カットした野菜の入ったポリ袋のなかに調味料を投入してもみこめば出来上がり。しかも、そのまま口を結んで保存もできて、ボウルや保存容器を洗う手間が省略できるのもうれしい。 「節約料理というと、味気ないとか貧相な印象があるかもしれませんが、むしろゆとり時間とお金を増やすことができ、生活に小さな幸せをもたらしてくれると思っています」 なるほど! アドバイスを参考にして取り組めば、侘しくない食生活を送れそうだ。早速、あおにーなさんのアドバイスをもとに、私なりにチャレンジしてみよう。 耐熱性のガラスの保存容器や、耐冷・耐熱のポリエチレン製の袋があると、調理の手間が減って便利。 「耐熱性のガラスの保存容器は、食材と調味料を入れるだけで電子レンジやオーブンで調理可能で、そのままテーブルに出しても見栄えはバッチリ。盛り付けるお皿も不要なので、洗いものが減らせます」(あおにーなさん)
武香織
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