「生の声」「問い合わせ」の情報を蓄積して、ユーザーへの提案の「解像度」を上げることが大切!
実店舗だと毎日お客さまと接しているわけですもんね。
ただ、データのようにECのシステムが自動収集&集計をしてくれるわけじゃないので、情報は右から左に流れてしまうことが多い。これが非常にもったいない。きちんと「情報」として蓄積して、マーケティングに役立ててほしいんだ。
■ 集客に活用する際は、商品を買う「利用目的」に着目する 「生の声」や「問い合わせ」を集客に活用するとき、特に意識しておきたいポイントはありますか?
お客さまが自社の商品を「何のために購入するか」だね。まず気にしたいポイントはここだ。 つまり、お客さまが商品を買う「利用目的」に注意したい。別の表現をすれば「用途」や「解決したい課題」だね。ECサイトの運営側からすると、単に「商品を売っている」部分もあるんだけれど、お客さまには必ず「利用目的」がある。ここを押さえたいよね。
「ドリルが欲しいのではなくて、穴を空けたい」みたいな話ですね。
自社の商品の「利用目的」がわかると、お客さまへの提案の「解像度」を上げられるんだよ。提案の解像度が上がれば、集客する対象顧客も明確になる。つまり同じ「利用目的」を抱えていると思われる顧客層にアプローチをすれば良い、という発想につながる。ターゲットに近いお客さまを効率よく集客できる可能性が高くなるわけだ。
「集客のコツ」って、てっきり集客導線の話だと思い込んでいましたが、「お客さまの解像度」を上げる話なんですね。今やっと気づきました。
そのとおり! さっきも重要なこととして伝えたよね。集客導線は結局いくつかに限られる。大切なのは「やり方」「How(どのように)」だということ。そして、そのためのキーワードになるのが「解像度」なんだよね。
なんだかスッキリしました!
まとめ
最後に今回のコラムを少しまとめるね。 「知ってくれた理由」を活用する際、アプローチ(実践策)とその成果の両面から強化するポイントを絞ると施策が決まりやすい。結局、集客導線は集約されるので「やり方」が重要。自社の顧客や競合のアプローチを研究した上で、テストして成果を測りたい。また、「生の声」や「問い合わせ」から「利用目的」を探し、お客さまへの提案の「解像度」を上げることが大切。集客が強いネットショップは同じ媒体を使っていてもここが違う。 こんなところだね。