【ハイライト動画あり】桐蔭学園が絶対的エース不在の中で連覇、そして5度目の優勝。全国高校ラグビー大会
大阪・東大阪市花園ラグビー場で開催された「花園」こと、第104回全国高校ラグビー大会。1月7日(火)には決勝戦が行われた。決勝に進出したのは、連覇を狙うAシードで「東の横綱」桐蔭学園(神奈川)。そして、7度目の優勝を伺うBシードの東海大大阪仰星(大阪第2)となった。 【ハイライト】決勝 桐蔭学園(神奈川)vs. 東海大大阪仰星(大阪阪第二)
両者は花園決勝では過去2回対戦しており、いずれも東海大大阪仰星が勝利して優勝している。ただ、ここ最近の全国大会では、一昨季の春の選抜、昨季の花園、そして今季の春の選抜大会と桐蔭学園が3連勝している。
桐蔭学園の連覇&5度目の優勝か、それとも東海大大阪仰星の3大会ぶり7度目の優勝か。試合は風が強く吹く中、午後2:00にキックオフされた。
桐蔭学園は相手のFB(フルバック)の位置、相手FW(フォワード)を動かすこと、そして風の影響も考えて、ハーフ団からのキックを中心にゲームを組み立てる。
すると、東海大大阪仰星はペナルティを重ねてしまい、前半10分、桐蔭学園はFWでゴール前を攻め、アドバンテージが出ると、ボールをBK(バックス)に展開し、CTB(センター)松本桂太(3年)が右中間にトライし、5点の先制に成功する。
その後は膠着した状態が続いたが、前半29分、キックカウンターから桐蔭学園がアタックを仕掛ける。
ラックにせず、パスをつないで最後はライン際でWTB(ウイング)西本友哉(2年)CTB松本、FL(フランカー)小川健輔(3年)、再びWTB西本とつないで左中間にトライ。SO(スタンドオフ)丹羽雄丸(3年)がコンバージョンを沈めて、12-^0とリードして前半を折り返した。
後半、リードされた地元の東海大大阪仰星も意地を見せる。接点で強さを見せて反則を誘うと、4分にはFWがモールで押し込み、さらに反則をもらう。SO吉田琉生(3 年)が自らタップして、そのまま中央右に飛び込んでトライ。5点差に追い上げた。
だが、ここから桐蔭学園のFW陣が強さを見せた。スクラムで反則を得た後、相手陣ゴール前25mからのラインアウトモールを押し込んで、HO(フッカー)堂薗尚悟(2 年)が押さえてトライ。19-7とした。