【三重・名張】眼前に広がる農園ビューの絶景!アグリカフェ〈ideca〉
三重県名張市にあるカフェ〈ideca〉は県内外から多くの人が訪れるアグリカフェ。わざわざ行きたくなる理由を紹介します。
プロフェッショナルが集結して誕生したアグリカフェ
一面の農地に突如現れる、自然と一体化した建物。「農業活動を発信するために作った農家カフェです」 そう話すのは、店長の岩瀬恵理子さん。耕作放棄地を活用し、米や果樹を育て、加工・販売までを手掛ける〈伊賀里山整備活用組合〉が母体で、使用する食材のほぼすべてが自家農園のもの。と、ここまででも期待が高まるが、県外から訪れる人が後を絶たない理由はほかにもある。
「奈良〈くるみの木〉オーナーの石村由起子さんには構想当時からアドバイザーとして加わっていただき、その繋がりで建物は、三重県内などでギャラリーも主宰する〈山本忠臣 やまほん設計室〉に、そしてスイーツ監修は菓子研究家の福田里香さんにお願いしました」と、スターメンバーが名前を連ねるのだ。そうして構想から約7年かけて完成した空間には、プロフェッショナルなこだわりが随所に。
〝自然回帰〞をテーマとした建物は、土壁やナラの木など自然素材を使って造り上げ、まるで建物自体が呼吸しているかのような澄んだ空間に。
また自慢のスイーツは、旬の自家製フルーツを存分に味わえる構成になっている。
さらに隣接する農園では、いちごやイチジク狩りなど収穫体験も実施。まさに自然の恩恵をたっぷりと受けられるアグリカフェなのだ。
自家農園に囲まれた緑豊かな立地。カフェメニューにも登場するイチジク、ブラックベリーなど数十種の果樹が茂る。
〈ideca〉
住所:三重県名張市井手字朝尾890 TEL:0595-41-1175 営業時間:11:00~17:00 定休日:月休ほか不定休 席数:30席 「自家製ブラックベリーのスパイスカレー」1,400円などフードメニューも。
photo_Yoshiko Watanabe text_Midori Nagase