井上尚弥ら所属の大橋ジム 岡沢セオン、原田周大、片岡雷斗らトップアマとサポート契約
プロボクシングの大橋ジムは9日、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」とともに、アマチュアボクシングの岡沢セオン(INSPA)、原田大(専大)、片岡雷斗(習志野高)の3選手とサポート契約したと発表した。 大橋ジムは3選手の競技活動を支援するため、同ジムが有するプロボクシングのトレーニングメソッド、トレーニング環境の提供やアドバイスなどでサポートしていくという。 また、Leminoは、3選手の活動を紹介する映像の配信などをする予定。 29歳の岡沢は男子71キロ級、23歳の原田は同57キロ級で今年のパリ五輪に出場。岡沢は21年東京大会に続いて2大会連続して五輪に出場。21年の世界選手権ではウエルター級で金メダルを獲得。23年のアジア大会ではライトミドル級で優勝した。アマ戦績は109勝27敗。 原田は全日本選手権で2階級制覇などアマ63勝16敗。11月には大橋ジムに所属するスーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥のスパーリングパートナーに指名され、グラブを合わせ、その後のワールド・ボクシングカップ・ファイナル銀メダルにつなげた。 片岡は23年11月、アジアユース選手権男子51キロ級に出場して優勝。高校選抜優勝の実績を持ち、アマ戦績は54勝(30KO・RSC)1敗。大橋ジムに所属する日本フェザー級(57・1キロ以下)王者・松本圭佑が出演してきたフジテレビ系「ミライ☆モンスター」でも紹介されたホープだ。 大橋ジムには井上尚、松本のほか、井上尚の弟で前WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王者の井上拓真、WBO世界バンタム級王者・武居由樹、WBA世界スーパーライト級(63・5キロ以下)1位平岡アンディら日本を代表するプロボクサーが多数在籍。12日には東洋太平洋スーパーバンタム級王者・中嶋一輝が元世界王者・辰吉丈一郎の次男・寿以輝(大阪帝拳)を挑戦者に迎えて防衛戦(後楽園ホール)を行う予定。岡沢ら3選手はさらなる刺激を受けてボクシングに励むことになりそうだ。
報知新聞社