「クラスメイトから無視され自己嫌悪になった」丸山礼さんが若者の“お悩み相談“をする理由 #今つらいあなたへ
土屋太鳳さんのモノマネをはじめ、鋭い人間観察から生み出される独特の芸で人気を集める丸山礼さん。その明るいキャラクターとは裏腹に、学生時代にはクラスメイトに無視され、先生に相談しても「お前は大丈夫でしょ」と相手にされなかったと言います。そんな経験から自己嫌悪になり、10代の頃から「消えたい」という感情をしばしば抱えてきたそうです。そういったネガティブな感情とどのように折り合いをつけてきたのか、お話を伺いました。(Yahoo!ニュース Voice)
クラスメイトから無視された中学2年
――YouTubeで若い世代に向けて発信されていますが、どんな学生時代だったのでしょうか? 小学校6年生の時に両親が離婚しました。常に両親が不仲で、他の友達の家に行った時にすごく仲が良さそうな家族の様子を目の当たりにして、自分の家族とのギャップに驚いた記憶があります。母親以外の人に対する恐怖心も芽生えるようになり、離婚したときには、やっと解放されたという思いがありました。母が一人で私と兄を育ててくれていたのですが、家計がちょっと貧しくて「これからどうしよう?」みたいな日々が続くことに、正直参っていました。その頃は苦しかったですね。 そんな中、中学2年生のときに、私がちょっとした愚痴を友達に漏らしたのですが、その内容を友人が本人に直接伝えたことがあったんです。そのことがきっかけで、クラスの中で仲間外れにされちゃうみたいなことがあって。半年くらい、クラスの誰とも喋らない時期がありました。私と喋ると、その子は私と何を喋ったのか聞かれるんです。今まで仲良く遊んでいた子たちからも「私ともう喋れない」と言われてしまいました。すごく裏切られた感がありましたね。元気に遊びたいタイプなのに、自分は喋っちゃいけないから静かにしていなきゃと思って、ずっと机を見ていました。クラスの中でグループをつくって行う発表や授業の時も、すごくしんどかったです。 でも「愚痴っちゃった私が悪いんだ」と自分を責めちゃう部分もあって。太っていたり、メガネをしていた自分の容姿もすごく嫌いで、どんどん自己嫌悪になってしまって「消えたい」としょっちゅう思っていました。当時のアルバムを見返すと、中学2年の上半期までは楽しそうにクラスの真ん中にいるのに、下半期になるとすごい暗い顔で写っている自分がいて。あのときは本当につらかったです。今でも当時聴いていたK-POPを聴いたりすると、当時のしんどかった気持ちをを思い出しますね。