読書の秋は『前橋BOOK FES 2024』からスタート! 古本市とともにアート&建築ウォッチも楽しもう。
10月19日と20日の週末2日間、群馬県前橋市の中心市街地で『前橋BOOK FES 2024』が開催される。今回で2回目を迎えるブックフェス、「朋あり、遠方より来る。本あり、縁方より来る。」をテーマに、「本でみんなが元気になる」をコンセプトとして街全体を舞台に本好きが集う特別なフェスティバルです。 【フォトギャラリーを見る】 ほぼ日の代表である糸井重里と、ジンズホールディングスの代表・田中仁。ふたりとも群馬県前橋市出身という縁もあって、2022年に「本でみんなが元気になる」をコンセプトに掲げ、新しいスタイルのブックフェスティバル『前橋BOOK FES』を一緒に立ち上げた。単なる古本市とは異なり、思い入れのある本を人から人へとつなげることを目的としている。「もう読まないけれど捨てるにはもったいない」「誰かが読んでくれるなら嬉しい」といった思いのこもった蔵書を、次の読み手に託す場だ。来場者同士が本を介して交流し、新たな出会いの機会となることも期待されている。
前橋といえば、〈白井屋ホテル〉をはじめ、〈アーツ前橋〉や〈まえばしガレリア〉など建築的見どころのあるアートスポットが目白押し。さらに今年、ジャスパー・モリソンがデザイン、高濱史子がローカルアーキテクトを担当したパブリックトイレ〈馬場川パブリックトイレ〉や、サポーズデザインオフィスの谷尻誠と吉田愛が手がけた複合施設〈ばばっかわスクエア〉などが続々とオープンし、さらに見どころの多い街として注目を集めている。この機会に街中を散策しながら、本とともにアート、建築を楽しんでみてはいかが? 日帰りでも楽しめるショートトリップ、ぜひ前橋に足を運んでみて。
『前橋BOOK FES 2024』
2024年10月19日、20日。群馬県前橋市内各所。両日にわたってトークイベントが複数行われるほか、『手紙社が本気で美味しいパン屋さん、集めました! 』『前橋まちなか音楽祭 ジャズの祭典』『東南アジアの絵本の読み聞かせ』『詩zineを作ろうワークショップ・朗読会』など、文化と食の秋を彩るイベントも多数同時開催。詳しくは公式サイトにてご確認を。
text_Keiko Kusano