バルサ退団のセルジ・ロベルト、セリエAコモへ移籍決定 元チームメートのセスク監督が説得「野望を説明してくれた」
昨シーズン限りでバルセロナを契約満了で退団したDFセルジ・ロベルトがセリエA昇格組のコモへ加入することが24日に発表された。契約期間は2026年6月末までの2年契約となっている。 現在32歳のセルジ・ロベルトはバルセロナの下部組織で育ち、2013年にトップチーム昇格を果たすと、バルセロナ一筋で公式戦通算373試合に出場。数々のタイトル獲得に貢献し、昨年夏にはチームのキャプテンに就任した。 しかし、今年6月30日をもって契約が満了。一部では再契約の可能性も報じられたが、今月11日にカンテラ時代を含めて約18年間を過ごしたクラブからの退団が正式に発表された。 欧州主要リーグが続々と新シーズン開幕を迎えるなか、フリーの状態が続いていたセルジ・ロベルトだが、23日になって新天地が正式に決定。昨シーズンのセリエBを2位で終え、21年ぶりのトップリーグ復帰を果たしたコモが同選手の獲得を発表した。 コモの指揮官を務める元バルセロナOBのセスク・ファブレガス監督は、2011年夏から2014年夏までバルセロナでともに戦った元チームメート。今回の移籍に関しても、直々にメッセージを送っていたようだ。 移籍に際し、セルジ・ロベルトは「これは私のキャリアにおける新たな挑戦だと思っています。私はこのプロジェクトを本当に信じています」とコメントし、「セスクから初めて連絡があったとき、彼はクラブが5年以内に下部リーグからセリエAに昇格するという野望と、監督としての野望を私に説明してくれました。なので、このクラブの成長に加わることができるのは、私にとっても興奮することです。ハードワークすればクラブの目標達成に貢献できると思いますし、今後がとても楽しみです」と、セスク監督の存在が加入の大きな要因となったことを明かした。 また、セスク監督も「セルジはこれまで、世界最高のクラブの一つでキャリアを積んできた。彼は万能型の選手で、中盤やサイドバックなど、さまざまなポジションに適応できる能力を持っている。パスの精度と強度は、まさに“ボックス・トゥ・ボックス”の選手といえる。彼の経験は、これからの我々のシーズンで極めて重要になるだろう」と、公式サイトに歓迎のコメントを残している。
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