GA4登場から早3年半!「なんか前に見たときと違う」という方向けに主要アップデートをご紹介!
たとえば、GA4上には総ユーザー数(全ユーザーの数)と新規ユーザー数はありますが、リピートユーザー数という指標はありません。そこで、非常にシンプルですが「総ユーザー数-新規ユーザー数」という計算をすれば、新たな「リピートユーザー数」という指標を作成できます。
■ 2023年11月14日:管理画面の見た目がガラッと変更に 機能的にはまったく影響ないのですが、ある日画面構成がまったく変わってしまって、どこに何があるのかを把握して、慣れるのに少し時間がかかりました。告知される前に急に画面が変わってあれ? と思って、しばらくしたら、やっと正式に告知されたという感じだったことを記憶しています。
旧来は、ユニバーサルアナリティクスと同様に「アカウント」「プロパティ」と列ごとに区切りがされて管理できるものが分けられていましたが、現在ではカード形式で、「アカウント」「プロパティ」「データの収集と修正」「データの表示」「サービス間のリンク設定」と分かれています。
2024年
ここから、2024年のアップデート内容を紹介していきましょう。 ■ 2024年2月28日:「メインのチャネルグループ」新登場 これまでGA4での基本は「デフォルトチャネルグループ」だったため、カスタムチャネルグループを作成しても、チャネルレポートを開くとまずはデフォルトチャネルグループのレポートが表示されました。そのため、カスタムチャネルグループしか見ないような人だと、いちいちプルダウン選択でカスタムチャネルグループを選択する必要がありました。 しかし、この「メインのチャネルグループ」という考え方・機能が登場したことにより、カスタムチャネルグループを「メインのチャネルグループ」に設定すると、いちいちプルダウン選択をする手間が省けるようになりました。 ぜひ、カスタムチャネルグループを使っている方は、併せて使ってみてください。 ■ 2024年3月27日:「コンバージョン」が「キーイベント」に名称変更 ただの名称変更と言ってしまえばそれまでではありますが、個人的にはここ最近一番の衝撃を受けた変更内容でした。 簡潔に言うと、GA4上では(広告セクションを除き)「コンバージョン」という名称は使わなくなり、今までコンバージョンと呼んでいたもの(商品の購入、問い合わせ、申し込み、メルマガ登録など)は「キーイベント」と呼ぶように変わったということです。 「コンバージョン」という言葉はなくなってしまうわけではなく、Google 広告上では引き続き使われます。 Googleの説明では、ツール間で同じ言葉を使うことによる混乱を避けるための処置とのことでした。Google 広告との関連では、今までどおりGA4のキーイベントを元にコンバージョンを設定することもできますし、Google 広告とGA4を連携して、コンバージョンも設定している場合は、GA4の「広告」セクションでコンバージョンレポートを見ることもできます。
まとめ
ということで、全新機能というわけではありませんでしたが、2023年以降の主要なアップデート項目をご説明してきました。 久しぶりにGA4を操作する必要が出てきたという方は、ぜひ一度お目通しいただくと違和感なく操作ができるのではないかと思います。 また、新機能が溜まったらこのような記事をお出しできればと思います。