GA4登場から早3年半!「なんか前に見たときと違う」という方向けに主要アップデートをご紹介!
2023年
では、2023年1月から順を追って見ていきましょう。 ■ 2023年1月10日:eコマースのディメンション・指標が増えました eコマース設定はリリース当初からできていたものの、レポートが弱かったり、取れているはずのデータが画面上で見られなかったりしました。 ここでのアップデートで、大幅にeコマース系のディメンション・指標が拡充しました。たとえば、カートに追加されたアイテム数、決済されたアイテム数、送料、税額などです。 ■ 2023年3月14日:「カスタムチャネルグループ」実装 長らく待ち望まれていた「カスタムチャネルグループ」がついに実装されました。 「カスタムチャネルグループ」というのは、Googleが定めている、流入元の大分類である「デフォルトチャネルグループ」に対して、自社基準でカスタマイズしたチャネルを作成できる機能です。たとえば、外部サイトからの流入は通常「Referral」に分類されますが、自社所有の別サイトからの流入などは「Group Site」として、別分類にするといった使い方ができます。
作成は「新しいチャネルグループを作成」から可能。
編集は「管理>データの表示>チャネルグループの画面」から可能です。
作成したカスタムチャネルグループは、ディメンションとして選択できるようになりますし、「メインのチャネルグループ」(後述)に設定すると、集客>チャネルレポートで最初に表示されるレポートにすることもできます。 ■ 2023年3月22日:アカウント配下に作成できるプロパティ数、激増 もともと1つのアカウントの配下に作成できるプロパティ数は100が限度でしたが、今回のアップデートで2,000に増えました。なかなか100プロパティが必要なこと(100サイト持っているなど)はないとは思いますが、安心して使えるようになりました。 ■ 2023年4月12日:コンバージョンのカウント方法追加 もともとはコンバージョンのカウント方法は「イベントごと」のみでした。つまり、コンバージョンとして設定されているイベントが発生したら、その都度コンバージョン1件目、コンバージョン2件目と記録されるカウント方法です。 そのため、たとえば「thanksページのpage_viewイベント」をコンバージョンと設定している場合、ユーザーがリロードをかけるなどして「thanksページのpage_viewイベント」が発生すると、もう1件コンバージョンが記録されてしまっていました(別途GTMなどを使うことで、リロードの場合はカウントしないと設定は可能でしたが)。 このタイミングのアップデートで、「イベントごと」もしくは「セッションごと」の2択から選択ができるようになりました(ユニバーサルアナリティクスはセッションごと)。状況によりイベントごとが良い場合もセッションごとが良い場合もあるので、「こちらの設定がおすすめ!」とは言い難いのですが、選択できるようになったことは大きな進化でした。