遅いフライトへの変更に応じた私は、約38万円を得た。そんなオファーがあった際の決断方法とは?(海外)
旅行のピークシーズンは、悪天候や機械の不具合など、フライトのトラブルが起こりやすい時期でもある。 そんなときに航空会社は、自発的に席を譲る旅行者を募る場合がある。 旅行スケジュールに余裕があって、突然の変更に対応できる場合、旅行券と引き換えに座席を譲るつもりなら、以下の点を知っておこう。 数週間前、ニューオーリンズにいた私は、自宅のあるオースティン行きの飛行機に乗った。出発予定時刻の直前になって、ゲート職員が飛行機に乗ってきて、この飛行機はオーバーブッキングされているので、ホテルでの無料宿泊および1600ドル(約24万円、1ドル=150円換算:以下同)分の旅行券と引き換えに、翌日の飛行機に乗り換える人を1名探していると説明した。 私は、その人が説明を終える前にすでに手を挙げ、手荷物をつかみ、職員に従って飛行機を出た。電話であれこれと手はずを整えたのち、ゲート職員は私のために翌日の直行便の座席を確保し、初めの説明にあった1600ドルではなく2500ドル(約37万5000円)分の旅行券をくれた。額が増えた理由はわからなかったが、私はもちろん文句を言わなかった。 私は頻繁にひとりで旅し、ほとんどの場合で荷物を預けることもなく、だいたいは旅程に遅れが出ても大丈夫なように計画を立てている。なので、A地点からB地点へ移動する時間と方法には柔軟に対応できる。将来いつか使える旅行券は本当に便利なので、スケジュールが許すなら、飛行機を急遽変更することにも前向きだ。 私は遅い便に乗り換えて、それと引き換えに旅行券を受け取ったのは、今回が初めてではない。そして実際、そうしたことは想像するよりも頻繁に起きている。今年の夏、ある女性がアメリカン航空の負担で予定よりも3泊長くイタリアに滞在し、同社から3550ドル(約53万2500円分)のフライト引換券を受け取った。2018年には、ある旅行者がエコノミークラスの座席を譲る代償としてユナイテッド航空(United Airlines)から1万ドル(約150万円)の引換券を受け取ったケースが話題になった。