「子どもの言語脳」をぐんぐん発達させるために、家庭で出来る2つの工夫
新型コロナのころに、あまり人と話さなくなって、いざ話そうと思ったら口がうまく動かなかった、という話を聞いたことがありませんか。これは、脳の中の言語中枢と、口やのどの筋肉を動かす運動野とがうまく連携できないことから起こります。 【マンガ】集中力が高い子ほど、乳幼児期に体験している「フロー状態」とは? プロコーチ/NLPマスタープラクティショナーの田嶋英子さんは、この脳の連携が子どもはまだ未熟で、おうちで練習することでスムーズに連携でき、人とのコミュニケーションが上手になるといいます。本稿では、親子の楽しいコミュニケーションにもつながる、暮らしの中で「言語脳」を伸ばすカンタンな方法を紹介します。 ※本稿は、 田嶋英子著『「うちの子、コミュ障かも?」と感じたら読む本』(青春出版社)から、一部抜粋・編集したものです。
「お手伝い」は「手」を使う脳トレ
子どもたちの脳は絶賛発達中です。「脳の発達」と聞くと「勉強」のイメージかもしれませんが、私からは「お手伝い」で脳トレ、お勧めしたいです。 習慣として、無理なく、少しずつ、できること。生活習慣のなかに組み込んで、「ついで」にできる脳トレです。 「手」は第二の脳とも言われています。手を動かすことと、脳が発達することには大きな関連性があります。 「こねる」という手の動きは、大脳の刺激として最適です。情緒を安定させる働きもあると言われてます。しっかり手を動かすことで、脳は発達し、手先も器用になり、コミュニケーションの機会もつくれます。 小さい子どもにお手伝いをさせると、時間がかかったり、かえって手間になったり、することもあります。時間がないとき、疲れているときには、ササッと自分でやってしまいたい、という気持ちも状況も、よく分かります。そんなときは無理しなくても、いいんですよ。 気持ちにも体力にも余裕のあるお休みの日にスタートしてみましょう。
【ぎょうざつくりのお手伝い】
具体例:こねる(ぎょうざ、つくってみよう) 粘土をこねられるようになったら、ぎょうざもデビューしましょう。汚れても大丈夫なように、エプロンやビニールシートも用意します。お買い物に行ったり、材料を冷蔵庫から出したり、切ってるところを見せたり、作業工程も楽しく工夫してください。