1日2~4杯飲めば幸せホルモンが増え、うつ病のリスクが低下…ハーバード大が効果を実証した身近な飲み物
自律神経を安定させ、気分をすっきりさせるにはどうすればよいのか。順天堂大学医学部の小林弘幸教授「交感神経を活性化させ、気分をすっきりさせる効果のある飲み物がある。ハーバード大の研究では1日に2~4杯飲むことで、男女ともに自殺のリスクが半減することが実証された。ほっと一息つきたいときに飲むと良い」という――。 【画像】ランチ後の睡魔を防ぐ ※本稿は、小林弘幸『なんとなくだるい、疲れやすいを解消する! 自律神経について小林弘幸先生に聞いてみた』の一部を再編集したものです。 ■ゆっくりとよく噛(か)んで食べると自律神経が安定する ---------- Q:ランチはどんな食事がおすすめですか? ◎お答えしましょう! 「体にいいから」を理由に好きではないものを食べるのではなく、食べたいものをゆっくり味わいましょう。 ---------- 仕事や育児で忙しいと、昼食をつい抜いてしまったり、簡単にすませたりしがちです。しかし、自律神経を整えて健康的な毎日を送るためには、食事は3食きちんと摂ることが基本。朝4・昼2・夜4のバランスに沿って、昼食もほどよい量を欠かさず摂るように心がけたいものです。 昼食の基本は、まずはおいしいものをゆっくりと楽しんで食べること。これは昼食に限ったことではありませんが、限られた時間でササッとすませてしまいがちな昼食では、特にこのことを意識してみましょう。ゆっくりとよく噛んで食べることで、自律神経を高いレベルで安定させることができます。 ■「好きなものを食べる」は大切なこと また「好きなものを食べる」ということも大切です。本当は食べたいものがあるのに、「健康のため」といった理由でさほど好きでもないものを食べると、それが知らず知らずのうちにストレスになって腸内環境を悪化させてしまいます。ストレスは思っている以上に体を蝕(むしば)みますから、極力排除しましょう。 こうしたことを心がけながら、自分が心からおいしいと思えるものを、腹7分目に味わってください。 ---------- ランチは「自分が食べたいもの」を選ぼう 好きなものをゆっくりと食べるのがポイント。ただし、大盛りやおかわりはNG。脂っこいものや甘いものでも、腹7分目を目処に食べればOK。 ◎ポイント 好きなものをゆっくりと味わうことを続けていれば、体が食事の適量を覚え、太りにくい体質に。 ----------