飲食店で、持ち込んだ「お茶」を飲んでいたら注意されました。ちゃんと料理も頼んでいたのに、なにか問題はあるのでしょうか…?
日本では数多くの飲食店、定食屋が営業しており、仕事のランチライムや家族でのディナータイムなどで利用されています。こういった店の多くでは自分で購入したお茶などの持ち込みが認められておらず、これは店の飲食物を頼んでいても関係ありません。 このように飲食店で持ち込みが認められていないのには、さまざまな理由が存在しています。本記事では、持ち込みが禁止されている理由などを解説するので、気になる人は参考にしてみてください。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
飲食店は衛生面を守って営業する必要がある
飲食店では衛生面を守って営業する必要があるため、食品衛生責任者を設置することが義務付けられています。すべての飲食店や食品事業者は、食品衛生責任者を設置し衛生面に対して十分に注意するように指導されており、個人店でもチェーン店でも設置をしなければなりません。 ところが、そうしてせっかく細かい部分まで衛生面の管理をしていても、外部から飲食物を持ち込みされると問題が起きるリスクが高まります。飲食店では提供している食品については飲食店が責任を持つため、問題が起きれば店はさまざまなペナルティを受ける可能性があります。 食中毒が起きると営業停止などにもつながり、店舗には大きな損害が生じるので、リスク対策として飲食物の持ち込みのような衛生面を損なう可能性がある行為は禁止していることが多いです。
持ち込みは店舗の売上に影響する
飲食店ではソフトドリンクやアルコールなどの販売をしているため、店舗内での注文は当然ですが売上になります。 ソフトドリンクやアルコールなどのドリンクは利益率が高いものも多く、特に居酒屋などではドリンク類を持ち込まれては死活問題になります。店舗で注文するドリンクは値段が高いと感じるかもしれませんが、それは人件費や土地代なども含まれているので仕方ありません。 また、店舗内で提供する飲食物は管理も行き届いており、衛生面について安全が確保されているものなので、店舗側からすれば衛生面のリスクを避けられるのです。