バルセロナやバイエルンなどで活躍した33歳MFチアゴ・アルカンタラが現役引退へ 今後もサッカー界には携わる方針
23-24シーズンはプレミアリーグ出場1試合に留まる
スペインの魔術師は33歳で現役生活に幕を下ろす。 移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラは現役を引退することを決意したという。同選手は先月末に日本代表MF遠藤航も所属するリバプールを契約満了で退団しており、無所属となっていた。 バルセロナU-19出身のチアゴ・アルカンタラは2011年7月にトップチーム昇格を果たすも、2013年7月にバイエルン・ミュンヘンへの完全移籍を決断。バイエルン加入後の活躍は目覚ましく、19-20シーズンにはクラブの3冠達成に大きく貢献していた。 そんなチアゴ・アルカンタラだったが、2020年9月にリバプールへ完全移籍。4シーズンで公式戦98試合に出場し、FAカップ制覇やカラバオカップ制覇にも貢献。しかしここ数年は怪我が続き、プレイ時間が減少。23-24シーズンはプレミアリーグで僅か1試合、5分のみの出場で再び離脱してしまった。 そんな33歳でプロサッカー選手としての幕を下ろしたチアゴだが、同氏によると、サッカーに対する情熱と愛情を失ったわけではなく、数カ月に渡る計画を経てサッカーの新たな道に向けて準備を整えているという。 卓越したテクニックで観客を魅了し続けたチアゴ・アルカンタラだが、引退発表の報道を受けてサッカーファンからは驚きと哀しみの声が続出。スペインの天才がまた一人引退してしまうのは寂しいところだが、今後のキャリアに期待したいところだ。
構成/ザ・ワールド編集部