夏なのにガス代が「1万円超え」でビックリ!まさか夫が湯船を10度以上高くして高温サウナ状態にしていたとは…どのくらいガス代を損したのでしょうか?
自宅でサウナを楽しめる環境があれば、毎日の充実度が格段に向上するでしょう。しかし、湯船をサウナのように利用する場合、コストが気になるところです。ガス代が高く家計に影響が出る場合は、使用頻度を見直す必要があります。 本記事では、湯船のお湯を10度以上高くした場合のガス代について解説しています。さらにガス代を節約する方法も紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
湯船を10度以上高くした場合にかかるガス代
ガス代の計算方法は、以下のとおりです。 ・水量×上昇温度÷(熱効率×発熱量)×単位料金 一般的な浴槽には、200リットルの水が入るとされています。 例えば、20度から40度(上昇温度20度)に温めたお湯200リットルを使用する場合のガス代は、以下のように計算できます。 <試算条件> 都市ガス 単価料金:162円/立方メートル(東京ガス、2024年8月検針分、B表) 都市ガス 発熱量:1万750キロカロリー(1立方メートルあたり45MJ) プロパンガス 単価料金:626.6円(東京都、相場) プロパンガス 発熱量:2万4000Kcal(1立方メートルあたり45MJ) 熱効率:80% ・都市ガス:200リットル×20度÷(80%×1万750キロカロリー)×162円=約75.3円 ・プロパンガス:200リットル×20度÷(80%×2万4000キロカロリー)×626.6円=約130.5円 上記が通常時の場合、サウナのようにお湯を20度から50度(上昇温度30度)に温めたときのガス代は、以下のとおりです。 ・都市ガス:200リットル×30度÷(80%×1万750キロカロリー)×162円=約113円 ・プロパンガス:200リットル×30度÷(80%×2万4000キロカロリー)×626.6円=約195.8円 通常時と高温での利用時のガス代の差は、都市ガスで約37.7円、プロパンガスで約65.3円です。仮に高温での利用を月に15回行った場合、都市ガスでは約565.5円、プロパンガスでは約979.5円の差が生じます。 ただし、使用するお湯の量やその他の条件によって結果が異なることがあるため、注意が必要です。