【バスケ】サンロッカーズ渋谷の田中大貴が後半戦へ意気込み「やるからには優勝を」
“恩師”パヴィチェヴィッチHCは「話さなくても分かるような関係性」
ールカ・パヴィチェヴィッチHCとの関係性について (同じチームで戦って)何年ですか。あまり詳しくはないですが、ルカ(パヴィチェヴィッチHC)とは長く一緒にやらせていただいて、尊敬している。コーチという意味でもそうですし、ひとりの人としても尊敬している方なので、そういった方と長くできているってことはすごくありがたいことだなと思いますし、こういうケースが他にあるかといったらそう多くはないと思います。 この世界は毎年毎年、選手だったりコーチだったり入れ替わりますし、ずっと同じメンバー、同じコーチの下でっていうのはなかなか難しいことなのかもしれないですけど、そういった意味では自分は長く一緒にやれているなということに感謝しています。(パヴィチェシッチHCと)あんまり多くを話したりだとか、そういう感じではないんですけど、ここまで長く一緒にやっていると、小島選手もそうですけど、お互いに何を考えてるだとか、そういったことは話さなくてもわかるような関係性なのかなと思います。 ー後輩を育てていくという意識はあるか 自分も、自分のやらなきゃいけないことに必死ですし、そういった「育てる」みたいな感じも気持ちはそこまでないのかなと思います。ただ、ある程度いろんなことは経験してきましたし、一緒にコートの上でバスケットをやるにあたって、自分が取り組む姿勢だったりとか、コートの上でやってることを見てもらって、いいものを彼らに与えられたらいいなというくらいで、特にそこまで(育てるというよう)な気持ちはないです。 ーチームの現状について ルカもシーズンをみた時に、いくつかのフェーズ(段階)に分けて考えているっていうようなことを自分たちにも話すんですけど、(11月の)バイウィーク入る前までの試合が第1フェーズ。バイウィークが終わってから、いま戦っているのが第2フェーズ。欲を言えば、もうあと2つ3つの勝ち星を取らなきゃいけない状況にもありました。ただ、このリーグもレベルが上がってきていると思いますし、力の差もどんどんなくなってきていますし、どのチームにも勝つチャンスがある。プラス、水曜日、土曜日、日曜日って試合が続いているタフな状況の中で、勝ち星を獲得していくっていうことは大変なことだということも理解している。タラレバになってしまうのかもしれないですけど、先日(第14節:12月21、22日)の滋賀の2試合目もそうですし、そういったもったいないというか、「取らなきゃいけなかったよね」っていう試合はいくつかあるのかなっていうのが正直な思いというか、現状だと思っています。 ーSR渋谷で成し遂げていきたいことは やるからには優勝を目指していますし、それは自分だけじゃなくて、ルカもそうだし、フロントスタッフ、チームメイト、みんなが思っていることだと思うので、そこ(優勝)を目指してやりたいなと思っている。ただ、チャンピオンシップに出ないとそのチャンスはないわけなので、自分たちは去年この場所を逃していますし、今年はそこの舞台に進めるように。その先はまた、自分個人的には、違うような戦いが待ってるんじゃないかという様なことは思うので、まずはそこのポジション(CS進出)っていうのを確保できる様に、シーズンを戦わなければいけないと思っています。 ー2026年から始まる新リーグ「Bプレミア」について あんまり何も考えてない様な選手に見られるので発言には困るんですけど、いい意味でも悪い意味でも、正直考えていないっていうのが本音ですかね(笑)。(Bプレミアが始まるときに)どうなっているかも分からないですし、どこにいるかも分からないですし。さっきも言いましたけど、この世界って結果が全てで、入れ替わりも激しいですし、そういった意味では毎シーズン毎シーズン、目先の、いま戦っている今年のシーズンに集中しています。全然、何も考えていないとかじゃなくて、来年くらいから、「どうかな?」くらいの感じで。楽しみな部分もありますし、いま色々ルールの変更だったりとか、話題に上がっていますけど、うちには選手会のリーダーのベンドラメがいるので。彼からも色んな話を聞いたりしますし、なかなかリーグ側が求めていることと、選手側が求めているものが、多少思いの違いがあるのかなと感じますけど、双方がいい思いでやれるようなリーグができればいいなと思いますね。