東京・豊島園の大人気バーガー店『THE GIANT STEP』の「ブロッコリーバーガー」がめちゃくちゃ美味しい理由
どういうことか。ここではハンバーガーの種類を選んだ後に、3つのスタイルをセレクトすることになっています。1つ目は「ニューヨークスタイル」(N Yで流行中の生野菜抜き)、2つ目は「クラシックスタイル」(昔ながらのレタス、トマト、ピクルス入り)、そして3つ目が「オリジナルスタイル」。 3つ目を選ぶと、このお店の名物であるブロッコリーを挟んでくれるという仕組み。つまり、どんなバーガーを頼んだとしても、「オリジナルスタイル」を選べばブロッコリーバーガーになるわけです。
今回はブロッコリーが入るとハンバーガーはどうなるのか、それをシンプルに体験すべく、ベーシックな「チーズバーガー」(1080円)を「オリジナルスタイル」で注文してみました。待つこと10分ほどでブロッコリー入り「チーズバーガー」が登場。
大きなバンズに肉厚のパティ。これは、マクドナルドのチーズバーガーの1.5倍~2倍はありそうです。そして肉々しいパティの薫香を感じます。 肝心のブロッコリーですが、写真のようにパティの上に4~5個のっています。実はブロッコリーがパティ状に変形されているのでは? と勝手に想像していたのですが、そのまんますぎて思わず「そのまんまかよ!」と突っ込んでしまいそうになりました。しかし肝心なのは味です。気を取り直していただきます。
バーガー用の包み紙でバーガーをくるみ、口角の左右を最大限に広げてガブリ。クラフトバーガーは思い切り大口を空けて、バーガーの周辺にまとう空気まで食べるのが醍醐味です。 最初に感じるのが、バンズの美味しさです。表面はカリッと焼かれていて小麦の香りがふわり。甘みは少なく、ややカサカサっとした乾き系。でもこれがイイんです。ビーフパティのジューシーな肉汁やオリジナルのソースをこのパンがしっかりと受け止めるので、これがベスト。このハーモニーが最高なのです。 そして、パティのビーフは、ひき肉をこねすぎていない“肉力”が強いタイプ! バンズもパティも、いい意味で荒々しく、“男前”な感じがします。