内田恭子「夕日で輝く丸い展望台を見て体が熱くなり〈私は絶対あそこで働きたい!〉と思ったフジテレビ入社前。マインドフルネスとの出会いも同じで…」
その受験勉強をする中で、心理学の歴史も学ぶ必要がありました。 私は、大学は商学部だったので、心理学には触れたことがなく、本で読んだり、興味があるものを見てみるというぐらいで、心理学をきちんと勉強するのは初めて。 大学受験を思い出しながら、懐かしく勉強に取り掛かっていた時に、ちょうど近代心理学のところで、この《マインドフルネス》というものが出てきたんですね。 その時の講師の方が、ちょうどカナダでマインドフルネスをの講義を受けてきました、といった話をしてくださって。その時、また例の、あの熱くなるパッションが「わー」っと体中をめぐって。「これだー!」と、なぜか思ったんです。 不思議ですよね。そういう時ってあまり根拠や理由はないのですけれど、そんな思いに駆られまして。そして、私は猪突猛進なところがあるので、大学院の受験勉強なんかすっかり忘れてしまって、その場でマインドフルネスの勉強にスコーンと切り替えることになりました。
◆マサチューセッツ大学のオンライン講座で でも、日本で当時マインドフルネスを学べるところが、私の検索の仕方が悪かったのもあるのでしょうが、あまりピンとくるところを見つけることができなかったのです。 そこで、だったら本場で学ぼうと。ちょうどマサチューセッツ大学が、コロナの時期でオンライン授業をやっていたので、そこで8週間の講義を受けることにしたのです。 楽しかったですね。 久しぶりにアメリカの授業に触れたというのもあったし、向こうの方はすごくディベート好きなので、自分の思っていることや考えていることをすごく話してくれるんですよね。 マインドフルネスの授業でも瞑想だけではなく、色々シェアする時間もあるので、その時にみんなが自分の考えていることや感じていることを話していて、こういった場がすごくいいなーと感じていました。 ただ、アメリカですので時差がすごく厳しくて、日本時間の夜中の11時から授業がスタートで、終わるのが1時半くらい。 ですから、1日中子供と一緒にいたり、出かけた後なもので、気がつくとオンライン授業を受けながら寝てしまっていることが多々あったりして。ハッと起きると、画面が真っ暗で授業が終わっていたなんてこともありました。 それが私とマインドフルネスの出会い。マインドフルネスを勉強し始めたきっかけとなったものでした。 それでは皆さん、今日もゆるんでいきましょう。 ※本稿は、Voicyチャンネル『内田恭子のゆるんでいきましょう』の音声配信の一部を再編集したものです。
内田恭子
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