小池都知事が定例会見10月19日(全文)代表なのは、現時点では変わりはない
市場の業界団体などから移転前に知事が安全宣言を出すよう求めていることについて
毎日新聞:ありがとうございます。幹事社の毎日新聞の〓ヒオカ 00:07:27〓でございます。よろしくお願いします。幹事社からまず2点、お伺いいたします。まず都が先日、築地市場の豊洲市場への移転時期を来年9月から10月とする方針を発表されました。移転時期がより具体的になりました一方、業界団体などから移転前に知事が安全宣言を出すことを求めております。そのことについての見解についてお聞かせください。 小池:2点のご質問だと思いますが、まず10月16日でございますが、市場長から新市場建設協議会の業界の委員の方々に対しまして、具体的に平成30年の9月から10月ということで移転の時期を明確にご提案をさせていただいたということでございます。具体的な移転の時期については、これまでも業者の皆さま方の意向も尊重しながら、真摯にかつ丁寧に協議を重ねてきたものでございまして、都といたしまして早期に決定をしたいと、その旨を申し上げてきたところであります。 業界のほうで協議機関として新市場建設協議会というのがございますけれども、9月に開催された協議会で最初は6月上旬から秋にかけてという、かなり幅広く取っていたところを、移転に向けた環境が整うということから、より具体的に移転時期を来年の9月から10月と提案をいたしまして、意見集約を各団体の中でおまとめいただいているところでございます。 ちなみに追加対策工事ですけれども、できるだけ早く補正予算の成立したわけでございますので、速やかに契約の手続きを進めてまいりました。一部、契約で入札中止になったというのは皆さんも報道しておられるかと思いますが、全体的には豊洲市場への移転時期に影響を与えることはないと、このように考えております。 そこで、安全宣言のご質問でございますけれども、豊洲市場のさらなる安全性の向上を図るという観点から、専門家会議の提言に基づいて今、申し上げた追加対策工事を着実に実施するということが1点。それから正確な情報を分かりやすく都民の皆さん、関係者の皆さんに発信をしていくということ。それから都民、そして市場業者の理解と安心を得る努力、この積み重ねと、その3つのところが柱になるかと思います。追加対策工事が完了いたしますと、そのあと今度は専門家会議によって対策の有効性を確認していただくことになりまして、また農林水産大臣の認可手続きなど、行政として必要な手続きも着実に進めていくことになります。 そこで、ここの点をお尋ねかと思いますけれども、こうした一連の取り組みを進めて、手続き面も含めまして安全面での条件が整った段階で、開設者としてしかるべき発信をしていく考えでございます。これらのワンフレーズというよりは全体的なパッケージで具体的な取り組み、正確な情報を積み重ねていくということに、それをベースにしてこの一連の取り組みを進めて、そしてどのような形で発信をしていくのかなどについては、具体的にこれから検討していきたいと考えております。