小池都知事が定例会見10月19日(全文)代表なのは、現時点では変わりはない
中央防波堤内側埋立地の大田区、江東区の帰属について
毎日新聞:分かりました。次に、江東区と大田区が帰属を主張しております、中央防波堤内側埋立地について、でございます。都の自治紛争処理委員会が帰属割合について、江東区86.2%、大田区13.8%とする調停案を提示いたしました。調停の成立には両区議会の同意が必要でございますが、大田区議会の総務財政委員会は都の調停案を拒否するという議案を全会一致で可決をしました。〓中防 00:11:40〓には2020年東京五輪、パラリンピックの一部競技の会場が整備されます。今回の件についての受け止めについてお願いします。 小池:はい。この件については長い間、ずっと議論が重ねられてきたことについては、皆さんご存じのとおりであります。で、今回の調停案でございますけれども、委員の方、顔ぶれ、ご覧いただきますように、元最高裁の判事ほか、専門家の皆さま方が、過去の判例などを基にして作成されたのが今回の調停案でございます。ぜひ受け入れていただくということを期待するところでございます。 現時点で江東区、大田区、両区議会、それぞれ最終的な意思決定は行われていないと聞いておりますけれども、まずは、都といたしましては、その経過を見守っていきたいと考えております。 ちなみに先ほど出て入手をいたしました大田区のほうの動きでございますけれども、10月29日に臨時会をこの件で行われるということを入手をいたしております。それぞれのお立ち場でこれから区のほうの対応策というのをお決めになるんだと、このように考えておりますが、ぜひとも受け入れていただければと、このように期待をしているところでございます。 毎日新聞:場合によっては両区が区境の確認を求める訴訟で争われるとか、知事が裁定で区境を決めることになる可能性もございますが、今後についてのご見解があれば。 小池:今、都として調停案をそれぞれ提示をさせていただいた段階でございますので、どのような案と言いましょうか、どのような結論をそれぞれがお出しになるのかというのを、今は、ボールが返って来るのを待っている段階でございますので、それを待って判断を、どのような形が必要なのかは、返ってきたボールによって判断していきたいと思っています。 毎日新聞:分かりました。各社にお願いがございます。今から質問をされたい方は挙手をしていただきまして、知事より指名を受けられた方が社名、氏名を名乗ってご質問ください。それでは各社どうぞ。